「監察医朝顔2」夏目茶子先生はなぜ法医学教室を辞めたのか？

ドラマ「監察医朝顔2」９話のラストシーンでは夏目茶子先生が法医学教室のメンバーを集めて中庭のテーブルを囲んだ席で、教授を辞めることを伝えました。

それを聴いた朝顔たちは信じられないと言った表情で、茶子先生を見詰めています。

夏目茶子先生はなぜ法医学教室を辞めたのか？その理由を解きドラマ「監察医朝顔2」後半の展開を予測します。

茶子先生辞任の理由を推理

突然の茶子先生の辞職宣言と思われましたが、経緯もありました。

教室のアルバイト学生・牛島翔真（望月歩）が犯した遺体画像流出の件で理事長から呼ばれていた茶子先生。

責任を問われたのかも知れません。

しかし、茶子先生はそのことには触れず、「前から辞めようと思っていた」とみんなの前では語るのです。

そして、牛島をテーブルに呼び、「辛いかもしれないけれど、法医を目指して頑張りなさい！」と最後に声をかけていました。

自分を追い込んだ相手に気遣う茶子先生を誰もがいとおしく思われた瞬間でした。

しかし、長い年月をかけて築いてきた主任教授という立場を、そう簡単に手放してしまうものなのでしょうか？

ふつうに考えて「前から辞めようと思っていた」というからには何か別の道への転進を考えていたに違いありません。

そのポイントとなる人物が、大谷亮平さんが演じていた若林です。

かっこいいスポーツカーに乗り、スマートな態度で茶子先生に、

「僕にはあなたが必要なんです」

「答えてくれるまでは今夜は帰さないから」

と揺れる女心を熟知しているような巧みな話術で誘いをかけでいましたね。

４話のあのシーンには、推測として諸説ありましたね。

・　元彼の茶子先生に対するプロポーズ説

・　他の病院への引き抜き・ヘッドハンティング説

・　弟が茶子先生を実家の病院へ連れ戻しに来た説

など、SNSではもっともらしい解釈がなされていました。

９話終了時点になっても若林の正体はまだ判りませんが、茶子先生の突然の辞職と関係がある様に思えます。

「また、世界を飛び回ってくる」

という茶子先生の別れ際の言葉にはお気軽を装う茶子先生独特のポーズのようにも見えました。

実はこんな思惑もあった？

一方、遺体画像流出の件で茶子先生を呼び出した理事長の側からこの事件の対処を考えてみると裏側が見えてきました。

ここから先はすべて想像でしかないのですが、

• 遺体画像流出で興雲大学が世間から厳しい非難を浴びてしまったことに、理事長として何らかの対応をしなければならないと考えた。
• もちろん遺体画像を流出させた牛島も本来は学生の身でありながらそこにいてもおかしくないのですが、牛島は朝顔と研究室で話をしていた。

そこから、理事長室にいたのはもう一人別の人物。

牛島の父親で総合病院の経営者でした。

そこで、こんな会話がなされたのです。

理事長「夏目先生！今度のことでは君も被害者だと思う。だが大学としても何らかの対処をしなければならないのだ。解って欲しい」

牛島の父親「ちょうどうちの病院で医院長のポストに空きが出ていて夏目先生に来てもらえるとありがたいのですが」

理事長「ここは責任の取るかたちで主任教授を辞めて、この方の病院で辣腕を振るってみたらどうでしょう。夏目先生」

牛島の父親「十分な待遇でお迎えさせていただきます。なので息子がここで傷つかないようにお願いできないでしょうか」

茶子先生「ガッテン承知の介！！」

茶子先生の後任は

さて、茶子先生が法医学教室から去ってしまうと主任教授がいなくなってしまいます。

教室のまとめ役でもあり責任者となるのは誰になるのでしょうか？

年齢や経験では、藤堂雅史（板尾創路）が有力でしょう。

朝顔（上野樹里）や光子（志田未来）では法医であってもまだ若いし経験も足りません。

法歯学者の藤堂絵美（平岩紙）も候補ですが、子育て真っ最中なので難しいのです。

確か、8話だったと思いますが、茶子先生が藤堂雅史を教授に推薦するような話を冗談ぽくしていましたね。

その時から後任のことを茶子先生は考えていたのかも知れませんね。

ところが、ここは予想外の展開が待っているのではないでしょうか？

茶子先生のいない後半の展開はこうなると予測

ここまで述べてきたこと、

• 茶子先生が辞めた理由
• 謎の男・若林の誘い
• 後任者の人選

これがすべて、後半のドラマの展開に関わってくると予想されます。

実は、若林は理事長が推す法医学教室の次期主任教授候補だったのです。

「主任教授の席を早く譲って欲しい」

というのが“謎の男・若林の誘い“の真相だったのです。

けっして、甘い誘いではなかったのでした。

ドラマの後半テーマは、法医学教室の次期主任教授のポストを巡る「白い巨塔」。

まとめ

夏目茶子先生はなぜ法医学教室を辞めた理由には裏があったようです。

そして、茶子先生の後任争いが「監察医朝顔2」後半の展開の中心に来ると思われます。