ドラマ「七人の秘書」室井滋の五月って誰のパロディ？

ドラマ「七人の秘書」3話で室井滋さんが演じている鰐淵五月が、物語の鍵を握る人物・樋口正二（黒須洋嗣）に泥を吐かせるきっかけを作る働きを見せて活躍しました。

それは、麻雀で五月が樋口を打ち負かす場面。

家政婦が麻雀をするシーンや初めて訪問する家での挨拶など、どこかあの人を彷彿とさせる懐かしい演技が思い出されますね。

ドラマ「七人の秘書」に出演している室井滋さんの鰐淵五月って誰のパロディ？なのかを考察してみました。

関連記事

「七人の秘書」を見逃し配信でフル動画を無料視聴する方法！1話〜全話のネタバレ・感想

2020年10月22日から放送がスタートする「七人の秘書」。 主演の木村文乃さんらが演じる7人の名もなき「秘書」たちが、“影の軍団”となって理不尽だらけの日本社会を裏で操り変えてゆく痛快なドラマです。 オリジナル脚本を書くのは『[…]

室井滋さんは本当に麻雀が強いの

ドラマ「七人の秘書」3話では、室井滋さん演じる五月が雀荘で“役満”を次々とあがり、連勝するシーンがありました。

しかも、ギャンブル好きな予備校校長の樋口正二をコテンパンに打ち負かす豪腕を見せる五月。

演じている室井滋さんが麻雀好きだということはよく知られていることですが、本当に強いのでしょうか？

ちょっと気になりますね。

情報を集めてみると、意外なことが判ってきました。

なんと！室井滋さん、退学するまで7年半在籍した早稲田大学では麻雀漬けの日々で、いつも朝、雀荘からバイト先に行っていたと言うほどの猛者だというのです。

その上、芸能人が対戦するCSフジテレビの麻雀番組「THEわれめDEポン」に度々出演し、室井滋さんが登場する麻雀ゲームソフトもあります。

室井滋さんは、かなり強い芸能界きっての女ジャン師でした。

室井滋さんの役柄は？

さて、室井滋さんが演じる鰐淵五月は、元政治家の私設秘書。

あることがあって、刑務所に入った過去がある人物という設定です。

普段は家政婦をしていて萬敬太郎（江口洋介）のラーメン店にいつも来ています。

秘書軍団の中にあっては、懲らしめるターゲットの弱みを情報収集するスパイのような役割をいつも果たしているのが鰐淵五月。

実際に他の秘書がラストシーンでは悪者を懲らしめるのをラーメン屋「萬」で見届けている役がこれまでは多かったですね。

しかし、助けられた人が置いていった“報酬”を手に取ってみるのは五月がいちばん早いようです。

いつも期待を裏切られてがっかりするのも五月。

そんなキャラクターがぴったり似合う室井滋さんって、名脇役と言って良いでしょう！

五月って誰のパロディ？

1話で、東都銀行常務の安田英治（藤本隆宏）の自宅に家政婦役で潜入する時の声は聞き覚えがありましたね。

あの甲高い声は、間違いなく市原悦子さんが演じた「家政婦は見た！」の主人公・石崎秋子のパロディ。

そう言えば、石崎秋子が所属する大沢家政婦紹介所では家政婦たちが卓を囲みマージャンをするシーンもありました。

ちょっと懐かしいドラマを思い出させる憎い演出がありましたね。

破れ傘のような人生

さて、その五月を演じている室井滋さんは、自分を「破れ傘のような人生」と評しています。

大した役も付かなかった女優を続けながら通った大学も中退し、演劇を辞めたいと思っていた30歳で小林聡美やもたいまさことフジテレビのコメディドラマ「やっぱり猫が好き」に出演。

これが大ヒット、一躍注目の人になります。

1995年には映画「居酒屋ゆうれい」数々の映画賞の助演女優賞を総なめにして演技力が認められ、そこから数々の映画やドラマに脇役として出演し、自分の位置を確立してゆきます。

著者が見て光った演技だったのが、松本清張原作の2004年版ドラマ「黒革の手帳」での看護婦・中岡市子役です。

ずっと尽くしてきた個人病院の医院長に裏切られ若い女にすべてを奪い取られる市子の復讐の凄まじさと哀愁ある演技は、室井滋さんの代表作といっても良いでしょう。

2017年の「人は見た目が100パーセント」の社長・松浦栄子役でもいい味出していました。

まとめ

ドラマ「七人の秘書」で室井滋さんが演じる鰐淵五月は市原悦子さんのパロディでしたが、室井さん自身も「スペシャルドラマ家政婦は見た！」に出演していました。

家政婦役ではなかったのですが、このドラマには思い入れがあったようです。