「竜の道」裏切り者は誰だ！

ドラマ「竜の道～二つの顔の復讐者～」の物語がいよいよ霧島源平（遠藤憲一）への復讐のステージに突入します。

しかし、竜一（玉木宏）の周辺では復讐計画に差す疑念が生まれ始めています。

そしてやがて、その疑念は兄弟の復讐への大きな障害となってしまうのでしょうか？

「竜の道」裏切り者は誰だ！を考察します。

竜一の復讐計画に差す疑念！

キリシマ急便内で源平に対するクーデターの日が近づく中で、復讐を実行しようとする竜一・竜二（高橋一生）の間に“互いを思いやる気持ちから“亀裂が生まれてしまいます。

そこには、霧島まゆみ（松本まりか）の美佐（松本穂香）への嫌がらせを発端とした竜一の苦悩がありました。

それに、

・　杯を交わした親代わりの曽根村（西郷輝彦）からの“無関係の者を巻き込んでやしないか？”の忠告。

・　キリシマ急便内にクーデターを起こすために竜一が仕掛けた罠に掛かった取締役小田嶋への情け容赦ない脅迫行為。

・　むろん、弟の竜二を使ってまゆみを足掛かりにキリシマ急便を乗っ取り源平を突き落とす計画、それ自体も今の竜一にとっては迷いの種になっていたのです。

しかし、もっと差し迫った障害となる疑念は、美佐の疑いです。

美佐はもうすでに北九州の養母に会って、キリシマ急便が実の吉江家の両親にしたことを知っています。

その上で、和田（竜一）と竜二が霧島源平にしようとしている復讐に強い疑念を抱き始めているのです。

まゆみと面識を持った美佐が行動することは、復讐計画そのものを破綻させる可能性があります。

遠山凛子の疑念

美佐が竜二を心配するのと同じように、遠山凛子（奈緒）からは竜一を支えたいという気持ちが伝わってきます。

すでに、竜一のキリシマ急便への復讐計画を知った上で協力している凛子です。

しかし、ブラジルでの竜一を知っている凛子は、ヤクザの親分・曽根村の影響下にあることも解っているはずです。

そして、もうひとつ心配なのは美佐のこと。

相談事があるといってたびたび竜一を訪ねてくる美佐に警戒心を持っています。

もしかしたら、復讐計画に支障となるのは凛子の嫉妬心かも知れません。

竜一なのか？竜二なのか？裏切り者の正体は！

まず、登場人物の中で一番怪しい存在はフリーライターの沖和紀（落合モトキ）でしょう。

竜一に擦り寄って、UDコーポレーションや（和田）竜一のことを調べています。

そして、過去に和田が勤めていた会社の社長を見殺しにして金を奪った事実を突き止めようとしています。

危険な男です。

しかし、沖は復讐計画については知りません。

その意味で、裏切り者には該当しないでしょう。

では、今のところ裏切りが危ない人物と云えば、霧島晃（細田善彦）でしょう。

ここまで、竜一にコントロールされて源平追放の実行者となると思われる晃。

ここに、

・　母・扶有子（齋藤由貴）が病魔に倒れる

という新事態が発生します。

それを一心に看病する源平の姿を見て晃の心は揺れるにちがいありません。

現段階では、竜一と竜二のそれに美佐の兄弟からは復讐をダメにする裏切り者は出ないと思っていて良いでしょう。

想定外の思わぬ事態とは？

キリシマ急便の取締役会でその想定外の”思わぬ事態”は起こるのです。

晃は、源平の代表取締役解任を目論んで取締役の過半数を味方にしました。

しかし、その晃の企みを源平が事前に知ったらどう動くのでしょうか？

キリシマ急便の株式が公開されておらず同族会社で、株式の1/2以上を源平が所有していたとすればですが、臨時株主総会を開いて晃をはじめ代表取締役解任賛成派の取締役を解任すれば良いのです。

先に緊急開催された源平１人の臨時株主総会が優先し、取締役会での代表取締役解任は無効になります。

これが、晃も竜一も想定していない思わぬ事態です。

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まとめ

復讐計画は、“思わぬ事態も乗り越えて“結局は達成することになると予想します。

そうでなければ、兄弟の誓い最後の1つ、自分達を捨てた実の親への恨みを晴らすことが出来ないからです。

その最後の鍵を握るのは、齋藤由貴さん！あなたです。