「DIVER ‐特殊潜入班‐」を見逃し配信でフル動画を無料視聴する方法！1話〜全話のネタバレ・感想

大学生に扮した黒沢が大学構内でグルメサークルのチラシを見ていると、

エリ（山口真帆）という女子学生に声をかけられます。

エリもグルメサークルに興味があるということで、黒沢は一緒にサークルのセミナーに参加します。

そのセミナーでは、サークルを主宰する小野原（鈴木仁）が中心となって、

クイズや実食を交えながら、食に関する様々な研究を発表していました。

一見とても健全なセミナーに見えますが、実はクイズや質問を通して、

暗示にかかりやすい、洗脳しやすい学生を選別していることに、黒沢は気がつきます。

また、このセミナーにはD班からもう一人、佐根村（野村周平）も潜入していました。

佐根村は、D班班長の伊達（安藤政信）から黒沢が暴走しないように

監視役として送り込まれていたのです。

黒沢は佐根村の存在が気に入らず、対立してしまいます。

その後も、グルメサークルがなぜ学生を選別しているのかを探るため、

黒沢と佐根村は再びセミナーに参加します。

終了後、参加していた学生の一人が急に具合が悪くなって倒れます。

すかさず、サークルメンバーが介抱し、その子を連れていきます。

黒沢がその子を気にかけていると、エリがやってきて食事に誘われます。

黒沢は『用事がある』と断りますが、佐根村が『代わりに俺が！』と

名乗りをあげてエリと食事に向かいます。

佐根村とエリが去った後、黒沢はさっき倒れた子の様子を見に行きます。

すると、その子は瞳孔が開き、唇が震えていたのです。

一方、伊達は大学の非常勤講師・橘に話を聞きに行きます。

実は橘が、警察への匿名の通報者だったのです。

伊達は捜査への協力を求めますが、橘は非常勤という立場上、難色を示します。

橘には病気の娘がおり、治療費がかかるので今の仕事を失うわけにはいかないのです。

D班のアジトに戻った黒沢は、闇医者の皆本に自分自身の薬物検査をしてもらいます。

黒沢は、セミナーで試食したものに何か薬物が入っていたと疑っていたのです。

黒沢自身は倒れてはいませんが、セミナー後に若干体調不良を感じていたのです。

しかし、結果は陰性でした。

そこへ、佐根村がボコボコにされた状態で戻ってきます。

エリは佐根村を“ぼったくりバー”へ連れて行っていたのでした。

皆本に手当てしてもらいながら、佐根村は見聞きしたことを報告します。

佐根村がボコボコにされたあと、しばらくそのまま店の前に座っていると、

サークルを主宰している小野原がさっきの倒れた子を連れて、

ぼったくりバーに入っていくのを目撃したのでした。

その子の様子は、どこかボーっとしていたのです。

この話をきいてD班では、グルメサークルは洗脳されやすい学生を選別して、

薬物漬けにして性風俗店へ女性を斡旋しているのではないか、と推測します。

伊達は、佐根村がぼったくりバーで録音していた音声ををもとに、

その店へガサ入れを決行します。

一方、黒沢と佐根村は女性斡旋と薬物に証拠を探すため、サークルの部室に忍び込みます。

ハッカーの宮永に遠隔で金庫の鍵を開けてもらい、黒沢たちは大金を発見します。

さらに、セミナーで毎度配られていた怪しい『飴』を見つけ、

サンプルとして少し持ち帰ると、そこからコカインが検出されたのです。

次のセミナーの日、黒沢は早くから会場に集まり、

サークルの人達に交じって準備を手伝います。

セミナーが始まると、いつものように飴が配られ食べ始めます。

そこへ伊達率いる警察本部がグルメサークルを摘発しにやってきます。

しかし、飴を食べたサークルメンバーだけが急に苦しみ倒れこみます。

飴はいつも、サークルメンバーと参加者には違う色のものが配られていました。

参加者の飴は薬物検査に引っかからない特殊加工の新ドラッグになっており、

サークルメンバーが食べる飴は普通のただの飴になっているはずでした。

しかし、今回はサークルメンバー用の飴に大量の薬物が混入されていたのです。

実は、この飴を作っていたのが橘だったのです。

化学の非常勤講師である橘は小野原と共犯で、ドラッグ飴を作っていたのです。

しかし、この飴のせいで自殺者もでていることが怖くなった橘は、

このサークルから手を引きたくなったのです。

そして、口封じのためにサークルメンバー用の飴に致死量の薬物を混入していたのです。

こうして、橘は逮捕されました。

橘は娘の治療費を稼ぐために悪に手を染めてしまっていたのでした。

ただ、小野原たちサークルメンバーは飴を食べて倒れたものの、死んではいません。

実はこのことに気がついていた黒沢が、サークルメンバー用の飴をすり替えていたのでした。

こうして、小野原をはじめとするサークルメンバー達も生きて逮捕されたのです。

７年前の当時、飯島は立川という男と共に、遊ぶ金目当てに

港区の高級住宅に強盗に入り、その家庭の母子を殺していました。

当時捜査指揮をとっていた伊達は、飯島と立川を逮捕しますが、

飯島の親族が警視庁の天下り先企業の重役であることから、

証拠を捏造して減刑されていたのでした。

そして現在、立川は無期懲役で服役中ですが、飯島のみ出所したところだったのです。

D班のハッカー・宮永（浜野謙太）が事件について調べると、

闇サイトでその７年前の事件に関係した人物とその家族に

多額の懸賞金がかけられており、そのリストには伊達の名前も入っていたのです…！

どうやら、７年前の被害者の夫・丸山が復讐をしようとしているようなのです。

奥さんを病気で亡くして以降、娘の亜紀と二人暮らしの伊達は、娘の身を心配して、

兵庫県警本部長の阿久津（りょう）に警察による警護を要請しますが、

「闇サイトだけの情報では確たる証拠にならない」と何故か拒否されてしまいます。

D班内でも黒沢は「あんた（伊達）の個人的な騒動に巻き込まれるのはごめんだ」と非協力的な態度をとります。

仕方なく伊達はしばらく休暇をとって娘とともに自宅待機をすることにします。

そこへ、覆面を被った３人組が襲い掛かってきます。

伊達は必死に娘を守ろうと一人で奮闘しますが、数の力に敵わず、

娘をさらわれてしまいます。

しかし、警察が動き、各所に検問を張ったことで犯行グループの中の１人だけ確保することができました。

さっそく尋問しますが、そいつは指示を受けて動いていただけで、

誘拐先の情報までは知らなかったのです。

伊達は娘を案じて、一刻も早く丸山を探し出そうとしますが、足取りが全然つかめません。

そこへ、黒沢が余裕の表情を浮かべてあらわれます。

その黒沢の態度にイラついていると、伊達はふと黒沢の腕の傷に気がつきます。

それは、誘拐犯ともみ合った際に伊達がつけた傷跡にそっくりだったのです。

伊達は黒沢を怪しんで、問い詰めます。

黒沢は伊達を、皆本（片瀬那奈）の闇医者病院へ案内します。

そこには佐根村（野村周平）と娘の亜紀がいたのです。

実は覆面の３人組のうち２人は黒沢と佐根村だったのです。

犯行グループに潜入してなりすました黒沢と佐根村が、

他の奴らに狙われる前に先に亜紀を誘拐することで守っていたのです。

黒沢の狙いはそれだけではなく、亜紀を取引に利用して丸山との接触をはかろうとしているのです。

伊達は、亜紀をこれ以上危険に巻き込むことに反対しますが、

亜紀自身が“やる”と言い張り、しぶしぶ了承します。

そして、黒沢と佐根村はまた犯行グループになりすまし、

覆面をかぶって亜紀の引き渡しに立ち会います。

亜紀を引き受ける側についた佐根村が、まずは亜希と共に丸山のもとへたどり着きます。

そこには、今まで誘拐された関係者家族が拘束されていました。

佐根村からの情報をもとに、黒沢や伊達がその地へ車で急ぎ向かいます。

佐根村「相手は拳銃を所持しています」

伊達「到着まであと５分かかる。もしもの時は覚悟しておけ」

黒沢「いや、違うなー。丸山を撃ち殺せ。それしか全員救う方法はないぞ」

黒沢はあまりにも極端なことを言うのでした。

現場では、丸山が今にも誘拐した人たちを撃ち殺そうとしていました。

危険を感じた佐根村が止めに入りますが、丸山は亜紀を人質にとって屋上に向かいます。

追いかけた佐根村が何とか亜紀のことは救い出しますが、丸山は屋上から飛び降りようとします。

その瞬間、到着した伊達が丸山のことを止めます。

丸山「逝かせてくれませんか？妻と息子の元へ」

伊達「丸山さん、俺はあんたを死なすわけにはいかない」

こうして伊達は丸山を逮捕するのでした。

それをつまらなそうに見ていた黒沢は「どうしようもねーな」とつぶやきます。

佐根村「全員救えましたよ？」

黒沢「丸山は死んだ方が救われた」

そう言って黒沢は去って行くのでした。

後日、刑務所内で丸山が立川（７年間の事件の服役中の犯人）を殺して自殺した、というニュースが入ってきます。

しかも、丸山を立川と同じ刑務所に入れたのは、阿久津が裏で手を回していたからなのです。

怒った伊達は阿久津を問い詰めますが、阿久津は毅然として答えます。

阿久津「丸山は私たち国家権力が作り出した悪。あなた（伊達）は、

　７年前に上司に逆らえなかったことを後悔してるからそんなに必死なんでしょ？

　丸山は後悔しない道を選んだだけよ」

その後、佐根村は黒沢に「阿久津さんの狙いをもともと知っていたのか？」と聞きます。

黒沢は「さーな」と涼しい顔で答えるだけでした。

阿久津は表向きは指示通りに事件を処理しつつ、

警視庁から得たテロの資料をもとに、D班へ捜査を命じます。

その資料には、元外交官の渡辺和之（戸田昌宏）という人物について記載されていました。

渡辺は現在、リトレイド貿易という会社の社長ですが、

その裏で猛毒ガスを海外から不正輸入しようとしているのです。

この渡辺が、今回の爆発事件の犯人とつながっている可能性があるので、

黒沢と佐根村がリトレイド貿易に作業員として潜入し、社長室に盗聴器をしかけます。

さらに皆本（片瀬那奈）は新進の化学系企業の社長になりすまし、

新規ビジネスの提案として渡辺に接触し、ハニートラップをしかけます。

こうして、D班メンバーたちの連携プレーにより、

渡辺から猛毒ガスを輸入する日時を聞き出すことに成功します。

これを阿久津に報告すると、猛毒ガスの押収は県警を動かすのではなく、

D班で全て執り行い、保管もして欲しいと言います。

阿久津は、警察組織を通して実行すると、

また警視庁の遠藤に事実を隠蔽されるのではないかと危惧したからです。

そこで、黒沢と佐根村がトラックを乗り換えながら、

取引現場から押収した猛毒ガスを秘かに運び出します。

しかし、途中で県警ではなく、警視庁の車両に黒沢と佐根村が包囲されてしまいます。

実は、警視庁の遠藤が阿久津の動きを怪しんで手を回していたのです。

包囲された２人は、黒沢の機転によって佐根村だけは警視庁から逃げ切ります。

しかし、黒沢は捕まってしまいました…！

取り調べに対して、黒沢は黙秘を続けます。

警視庁案件のため兵庫県警が介入することはできず、

黒沢は東京へ移送されることになります。

その前に、阿久津は県警本部長の立場を最大限利用して、

黒沢と２人だけで面会します。

阿久津は黒沢に、この件に遠藤が絡んでいることを伝えます。

実は黒沢も遠藤のことを知っているのです。

それはまだ阿久津が警視庁にいた頃、仲の良い同僚に岡本（寺脇康文）という男がいました。

当時の黒沢は闇の世界で生きていましたが、

岡本にはかなりお世話になっており尊敬していたのです。

しかし、岡本は危険な捜査に関わっていたせいで命を狙われていました。

心配した阿久津は当時の上司であった遠藤に、

岡本の身の安全の確保を願い出ていましたが聞き入れてもらえなかったのです。

その矢先、岡本は黒沢の目の前で殺されてしまいます。

実は裏でその手を引いていたのは遠藤だったのです。

その時から阿久津と黒沢は、遠藤に因縁を持っていたのです。

そんな過去を踏まえて、今回も遠藤が絡んでいると知った黒沢は、

「相変わらず腐ってんなー、権力ってやつは……」と言います。

そして阿久津との面会が終わり、1人部屋に残った黒沢は「さてと……」と呟き、

ニヤリと笑うのでした。

Ｄ班の存在が気づかれないようにするため、阿久津（りょう）は伊達（安藤政信）に、

Ｄ班の本拠地を撤収させ、しばらくは接触しないように指示します。

しかし移送中、黒沢は隠し持っていたクリップで手錠を外し、脱走に成功します！

行方をくらませた黒沢を追うために、警視庁も兵庫県警も必死になって捜査を進めます。

もちろんＤ班では、警察より先に黒沢を探し出そうと動き出します。

宮永（浜野謙太）がハッキングで街中の防犯カメラ映像を探っていると、

以前、爆発事件のあった百貨店の前で堂々と黒沢が防犯カメラに向かって映っている映像を発見します。

その黒沢は、爆発事件の犯人が写っていた時の映像と同様の服装で、同じ位置で同じ動きをします。

そしてカメラに向かって何か言葉を発していたのです。

何かのメッセージだと気づいた宮永（安藤政信）がさらに映像の解析を続けると、

黒沢が言った言葉は『かさねろ』だと分かります。

そこでピンと来た宮永は、もともとの爆破事件の犯人が写っていた映像を黒沢の映像に重ねます。

すると、犯人の背丈が黒沢の背丈と大差ないのです。

もともと阿久津から渡されていた資料では、犯人は160センチ台だったので、

180センチある黒沢と体格が合うはずないのです。

そこで宮永が、犯人の映像をもっとよく調べてみると、顔だけ合成したフェイク動画であることが判明しました。

宮永は伊達（安藤政信）と状況を探りながら、

もともとこの資料は遠藤（小市慢太郎）が阿久津（りょう）に渡したものであったので、

おそらくＤ班の存在をあぶりだすために遠藤がわざと仕掛けたことなのではないかと推測します。

さらに、これを黒沢がわざわざメッセージとして伝えているということは、

遠藤をターゲットに何か仕掛けるのではないかと、伊達はにらみます。

遠藤は、間もなく神戸で開催される国際会議に警備の責任者としてまたやって来るので、

その時に黒沢が行動を起こしそうだと警戒します。

国際会議の当日、兵庫県警として会場に来ていた阿久津に黒沢から突然電話がかかってきます。

会場近くに待機していた宮永（浜野謙太）はその音声データをハッキングで拾い上げ、

伊達（安藤政信）にも聞こえるように共有します。

電話で、黒沢は資料がフェイクであると気づいたことを阿久津に告げます。

阿久津は「遠藤の仕業」と言いますが、黒沢はそれを否定します。

これらは全て、「遠藤を陥れるために阿久津が仕組んだこと」だと黒沢は突きつけます。

実は阿久津は遠藤が仕切る国際会議で騒ぎを起こし、遠藤を潰そうともくろんでいたのです。

阿久津は動揺して思わず電話を切ってしまうのでした。

黒沢は、阿久津の様子から自分の推測を確信し、会場内に侵入します。

また、電話のやり取りを聞いていた伊達（安藤政信）は危険を察知し、

会場内いる警官たちに「全員待避させろ！」と指示を出します。

その頃、会場内の空調整備室には、ガスマスクをした男が侵入しており、

会議室に有害なガスを流そうとしていました。

そこに黒沢が現れ、間一髪でマスク男を止めます。

しかし、マスク男は黒沢から逃れて、駐車場に向かいます。

そして駐車場にやってきた遠藤に、マスク男は襲い掛かり、銃口を突きつけるのでした。

遅れてその場にやってきた黒沢は、マスク男に向かって「もうマスクとれよ、将」と声をかけます。

マスクを外したその男は、佐根村将（野村周平）だったのです。

実は“佐根村”というのは偽名で、本名は“岡本将”といい、

あの亡くなった捜査官・岡本（寺脇康文）の息子なのです。

佐根村の家庭は、岡本が亡くなって以降、母親はショックで自殺し崩壊していたのです。

そんな時、阿久津から岡本が亡くなった本当の理由を聞かされて、

遠藤への復讐のためにＤ班へ入ることを決意したのでした。

倒れている遠藤（小市慢太郎）に銃口をつきつけた佐根村は

「こいつだけは、やらせてください。後はどうなってもいいんで」と言います。

黒沢は、そんな佐根村に銃口を向け、

「本当にそいつでいいのか？おまえの父親を殺したのは俺だぞ」と言います。

佐根村はハッとして、思わず銃口を黒沢に向けて発砲します。

急所は外しますが、黒沢は負傷します。

佐根村は「なぜ殺したんだ！」と詰め寄ります。

黒沢は、麻薬密売グループに岡本と共に潜入していた時に、

自分のミスで殺されそうになったときに、岡本が身代わりになってくれたのだと言います。

だから、佐根村の目的が父親を殺した奴への復讐なら「俺を殺してくれ」と、

黒沢は佐根村にが構えている銃口に自ら近づきます。

そこへ伊達が駆け付け、佐根村に銃を下すよう説得します。

伊達は「お前（佐根村）が殺そうとしているのは、お父さんが命を懸けて守ったやつだ。

そいつを殺したらお父さんの死が無駄になってしまう」と語り掛けます。

佐根村は銃を下ろし、その場にへたり込みます。

伊達は佐根村と黒沢を連れて、他の警察官に見つからないうちに逃げようしますが、

黒沢だけ「俺にはまだやることがある」と言ってどこかへ行ってしまうのでした。

その後、黒沢は阿久津を人気のない夜の港に呼び出します。

そこで今までのいきさつについて阿久津と会話します。

“腐った警察組織を立て直すためなら手段を選ばない”というのが阿久津の思い描く正義なのです。

だからこそ警察組織の腐敗の象徴である遠藤（小市慢太郎）を潰そうとしていたのです。

黒沢はその阿久津の独白を録音し、挑発するように阿久津に見せびらかします。

阿久津は黒沢に銃を向け、「その録音を私に渡すか、今すぐ海に捨てるか選びなさい」と言います。

黒沢は「そんな選択肢じゃなく、俺を撃ち殺せばいいだろう！」と叫びます。

阿久津が発砲すると、黒沢は海の中へ消えてしまうのでした。

それから１年後。

伊達の指示を受けながら、黒沢と佐根村は絶妙なコンビネーションで再び潜入捜査をしているのでした。