ドラマ「さくらの親子丼2020・シーズン3」を見逃し配信でフル動画を無料視聴する方法！1話〜全話のネタバレ・感想

裁判所――
父親から虐待を受けたとしてわずか10歳で父親を訴えた浅尾希望(清水香帆)。
弁護士・三谷桃子（名取裕子）は未成年である希望の代理人として
裁判に参加していました。

桃子は希望をマスコミから守るため、自らが主宰する子どもシェルター「第2ハチドリの家」に避難させることにします。

子どもシェルターとは、虐待・育児放棄・親の失踪等の事情で行き場がなくなった子供達が一時的に避難し、外部の誰にも居場所を知られることのない安全な場所。

九十九さくら(真矢ミキ)は、第2ハチドリの家のスタッフで、
裁判でも希望に付き添っていました。

大樹（細田佳央太）がハチドリの家に一時入居して暫くたち、
段々みんなとの生活も馴染んできていました。

岡林（鶴見辰吾）はさくらに、大樹が帰ってくるように仕向けてほしいと依頼します。

さくらは岡林に、真由子の病気のことを告げ、
大樹がいることで真由子が生きたいと思ってくれるかもしれない、
大樹には居てほしいと語ります。

そして、「ハチドリのひとしずく」という本を岡林に渡します。

「わたしはわたしに出来ることをしているだけ……」
本を読んだ岡林は呟きます。

希望（清水香帆）の裁判で本人尋問が行われることになり、
希望に証言する内容をノートに書くように伝えます。

希望の父・真二朗(佐伯新)が市役所を退職し、次期市長選に立候補、
選挙の為の根回しで、学校の先生の証言もしてもらえなくなってしまいました。

希望の母・香織（西原亜希）に証言を依頼しようとしてもあってもらえません。
裁判は劣勢になっていました。

現市長がいよいよ辞任になり、
希望の祖父であり前市長の小野里が、真二朗に選挙の準備は進んでいるかを確認します。

希望の裁判の進捗も確認し、なんとか裁判をつぶすように言い渡します。

雪乃（新川優愛）は父からの電話を受け、お店に会いに行きます。

父にお金を渡し立ち去る雪乃に「これだけかよ」と父は声をかけます。

再び電話が鳴り、雪乃は電源を落としました。

ハチドリの家のホーム長・多喜（山崎静代）が夫とのデート中、
夕食に希望のリクエストのミートコロッケを作ろうとしている途中、
さくらがぎっくり腰で動けなくなってしまいます。

希望が私が作る、と作業を始めます。

「手伝って」と他のみんなに手分けして作業するよう指示をだし、
みんなでミートコロッケを完成させます。

その日の晩、さくらの様子を見に来てくれた希望に
ミートコロッケの話から
母との思い出や裁判を起こした理由を聞きます。

希望は裁判で話すことをまとめたノートをさくらに見せ、
そこには希望が裁判を起こした理由が書かれていました。

次の日、
さくらは雪乃に、希望の母に証言をもう一度頼んでみようと言います。

希望の母・香織は会うのを拒否しますが、
さくらの「ミートコロッケ」の言葉に話を聞き始めます。

さくらは希望が、父の飲酒時の母への虐待を止めたくて
裁判を起こしたことを伝えます。

心を動かされた香織は、裁判で証言することを約束します。

裁判前日の夕食時、
多喜から明日の裁判後、希望が出ていくことをみんなに告げます。

児童施設から学校に通うことになる希望。

最後の挨拶を求められた希望は
みんなに感謝の言葉と、一つのお願いを伝えます。

いよいよ裁判の日。
証言に立った母・香織は、
なんと、父の香織への虐待、希望への虐待を否定する証言をします。

さくらや桃子、雪乃が驚いている中、証言が終わります。

俯く希望に、隼人を始めハチドリの家のみんなが
希望を励ますように声をかけます。

「希望なら出来る」
「がんばれ！」

希望はみんなに後押しされ、
本人尋問の証言席に向かいます。

「お酒を飲むとパパはママに殴る蹴るを繰り返していました。

学校の先生や警察にそのことを言っても信じてもらえませんでした。
ママがそのことを否定するからです。
いつも私が嘘をついたことになってしまいました。

嘘をついているのはママです。
私はママを助けたかっただけなのに。
どうして嘘をつくの？」

希望は泣きながら香織に訴えかけました。

裁判室を後にする香織にさくらが問いかけます。

「どうして希望ちゃんでなくて御主人を守ったの？」

「今の生活を守りたかったからです。いつか希望も分かる日が来る」
香織はそう答えました。

さくらは「希望ちゃんがもうミートコロッケを作らなくなることが悲しい。
あんなに愛情がこもったミートコロッケを」と伝えます。

ハチドリの家に帰ってきた希望を多喜が温かく迎えます。
傍聴席にいたみんなから多喜へスパーリングのお願いをし、
思いのたけをぶつけます。

桃子は雪乃に先方弁護士が和解案を出してきたことを伝えます。
DVには一言も触れず、夫婦げんかで希望の心を傷つけたことへの謝罪し、
希望は訴えを取り下げることが条件でした。

希望は和解を受け入れないと返答し、
桃子は希望が10歳にして親を捨てる決意をしたのだと理解します。

いよいよ希望がハチドリの家を去る前に
さくらが親子丼を作ります。

「何かあったらいつでも戻ってきていいんだよ」

希望の帰る場所としてハチドリの家があることを伝えます。

希望はみんなに挨拶をし、ハチドリの家を後にするのでした。

拓真は中学生時代の同級生からのいじめを思い出していました。

卒業アルバムに、いじめられた相手の顔にバツ印を書き、
拳銃に弾をこめます。

「あんたが弱すぎるからでしょ、苛められたくなかったら強くなりなさいよ」
母親からの言葉を思い出します。

翌日。
さくらと多喜に、拓真が中学校の同窓会に出席したいと
相談にやってきます。

多喜からハチドリの家のルールで
身の安全の為、外出できないと返事がきます。

さくらは拓真の母の意識が戻ったと拓真に話します。
今は自殺で飛び降りた際の脳挫傷の後遺症から記憶がないが
徐々に記憶を取り戻すことも考えられると医師が言っていたと。

拓真は宅配便で購入した拳銃を母に見つかってしまい、
母と揉めた日のことを思い出すのでした。

その夜。
サプライズで拓真と朝子の誕生日パーティーが開かれます。

2人の為のバースデーケーキが用意され、
ろうそくを吹き消す2人。

密かに飾り付けられ、2人の誕生日を祝う皆。

隼人・夏実・みどりも、パーティーで人を祝うと言う初体験に
感動して涙を流します。

さくらからは、スタッフ皆からの「さくら」の曲が流れるオルゴールが
プレゼントされ、
桃子からは手品が披露されました。

おでんパーティーが楽しく開かれます。

拓真は母に首を絞められた日のことを思い出していました。

拓真が購入した拳銃を探す母。

見つからず、どうしようもなくなった母は
眠っている拓真の首を絞めたのでした。

『一緒に死ぬから許して拓真』

そんな中、
雪乃の父が高校生を襲って財布を取り逮捕される事件が起き、
弁護士として雪乃が指名されます。

面会した雪乃は父の弁護を断りますが、
見捨てないでくれと泣く父を断ち切れずにいました。

ハチドリの家に桃子から連絡が入り、
警察から拳銃をネット販売していたグループが検挙され、
拳銃の購入者の中に拓真の名前があったとのことでした。

拓真の部屋をくまなく探すさくらと多喜でしたが
拳銃は見つかりません。

卒業アルバムの×になっているのを見つけた二人は
同窓会会場へ向かいます。

拓真は母の入院している病院へ向かい、
眠っている母へ拳銃を向けますが、

そのとき電話着信音の『さくら』が鳴り
誕生日パーティーのハチドリの家のみんなを思い出し、
引き金を引けません。

通りがかった看護師に見つかり、
拓真は逃亡します。

拓真はハチドリの家に戻りました。

子供達みんなを源さんの畑に向かわせます。

桃子は自分から拓真が戻ってきてくれたと警察に連絡し、
一緒に出頭すると告げます。

拓真はさくらに、復讐の為母といじめたやつらをやったら
自分も死のうと思ってたことを話します。

でも、ハチドリのみんなと暮らして、生きたいと思うようになったと話します。

さくらは拓真の壊したオルゴールを源さんに直してもらったと
拓真に渡します。

拓真に親子丼を作ります。
「力になってあげられなくてごめんね。
罪を償ったら必ずここに帰ってくるんだよ。
みんなでここで待ってるからね」

桃子と一緒に拓真は警察に向かいます。

「ハチドリの家に来てよかった。
皆に会えてよかった」

拓真はそういったと桃子は言います。

目の前で子供に手錠をかけられるのを見るのはつらいと
桃子は嘆きます。

畑仕事から帰ってきたハチドリの家の前に黒い車が止まっています。

何かを感じた朝子がスタッフルームまで入ると
朝子の父が来ていました。

小さい頃、朝子の背中の刺青を入れた父が
朝子を連れ戻しに来ていました。

追い返そうとする桃子とさくら。

連れてきた組員たちが周囲を破壊して回して帰りました。

雪乃がやってきて、桃子に
ハチドリの家の担当をやめると告げます。

自身が父親の虐待を受けていたこと、
その父親が事件をおこし、弁護を担当することになったこと。

父親が子供に暴力を奮う人間で、その父を弁護する人間に
ハチドリの家の子供達を見ることが出来ないと言います。

桃子は
「あなたが父の弁護をするからといって、ハチドリの家の担当を外れることはない。
問題なのは、あなた自身が父の呪縛から抜けていないこと。
本当に自分のような境遇の子を救いたいと思うなら、
まずは自分自身が父親の呪縛を断ち切りなさい」
雪乃に告げます。

外に出る雪乃に、さくらが追いかけて声をかけます。

さくらの息子が事件に巻き込まれて命を落としたこと。
その犯人が未成年で桃子が担当弁護士だったこと。

犯人を憎み続けて苦しかった時、

その際に
「人は悲しみの中では生きていけるが、苦しみの中では生きていけない。
誰かを憎み続けて生きるのは苦しすぎる」と言われ
実感したことを話します。

あなたもいつかお父さんへの憎しみを捨てられるといいね

多喜が帰りに出てきて、雪乃に言います。
「私は桃子先生の意見に反対です。
虐待を受けた人だからわかることってあるのではないでしょうか。
雪乃先生だから分かってあげられる子がここにはいる筈です。
だから絶対にやめないでください」

その後、
食堂に来ない朝子に
雪乃が食事を持っていくと、朝子がいないことが分かりました。

ハチドリの家のことを考えて
父の待つ家に朝子は戻りました。

家の前で雪乃は待ち続けます。

雨が降ってもずぶ濡れのまま待つ雪乃を見て、
朝子は部屋に招き入れます。