ドラマ「レンタルなんもしない人」を見逃し配信でフル動画を無料視聴する方法！1話〜最終話のネタバレ・感想

喫茶店でクリームソーダを飲むレンタルさんと、利用者のおじさん。

おじさんは「クリームソーダに欠かせないものはなんだと思いますか？」と、レンタルさんに尋ねる。

氷がないと、最初からアイスが沈んでしまう。

クリームソーダにとって氷は、”縁の下の力持ち”なのです。

今まで飲めなかった、20年分のクリームソーダを飲むつもりのおじさん。

レンタルさんは自由に、食べたいフライドポテトを食べます。

レンタルさんは交通費だけで、何もしないけど付き合ってくれるサービス。

おじさんが「レンタルさんは夢はありますか？」と聞くと、「ずっと何もしないことです」と答えたレンタルさん。

レンタルさんは今日したことをツイートしました。

引っ越しのため荷物をまとめていた亜希。

壁についた画鋲の後を見て、修復しないとと写メを撮りました。

作業がひと段落しTwitterを見ていると、レンタルさんのツイートを見つけました。

そのツイートを見て、思わず笑ってしまいます。

亜希はレンタルさんにメッセージを送りました。

東京で過ごす最後の1日に付き合って欲しいと。

一人では寂しいけど、友達と一緒なら名残惜しくなりそうだから…

待ち合わせ場所にレンタルさんがやって来て、2人は東京タワーに向かいます。

歩きながら亜希は、気になっていたことを訪ねます。

レンタルさんを始めたのは2ヶ月前で、何もない日は何もしないとわかりました。

亜希は雑誌編集のアシスタントをしていて、ついつい聞いてしまうのでした。

「何もしないと、何かするの境界線は？」と亜希に聞かれ、「僕の主観的なもの」と答えるレンタルさん。

東京タワーに到着しました。

登っても目の前は霞んで、景色はあまり見えません。

亜希は写真を撮れば楽しくなるかもと思い、レンタルさんの写真を撮ることに。

撮影スポットで写真を撮ります。

写真を撮られるのは大丈夫だけど、ポーズを取るのは得意ではないレンタルさん。

とった写真を見て、亜希は「逆に面白いかも」と言います。

実は上京初日にも東京タワーに来ていた亜希。

東京を一望して、ここで頑張ろうと決意したのです。

契約社員だった亜希は、正社員になって企画もたくさん通そうと思っていました。

しかし3年が経っても、契約社員のままでした。

そして契約を切られ、結局同じチームだと思っていたのは自分だけだと思った亜希。

その話をレンタルさんはただ聞いていました。

亜希は「ここじゃなかったですね」と、レンタルさんにもう一ヶ所付き合ってもらうことに。

何かあったり、何もない時もよく来ていた河川敷にやって来ました。

自分なりに頑張っていたつもりなのに、なんの爪痕も残せなかったと思ってしまう亜希。

ある日亜希の出した企画が、上司に良いよと目をつけてもらえたのです。

亜希は一生懸命リサーチを進め、上司に「爪痕を残してね」と言われさらにやる気が出ます。

その企画は正式に決定しましたが、担当は別の人になってしまいました。

上司から「契約の子には任せられないって言われちゃって」と、亜希は言われます。

そして最後は契約を切られてしまいました。

企画をたくさん出したけど、契約を切られるくらいの実力だったと話す亜希。

何も言わずにただ話を聞いてくれるレンタルさんが、今はありがたかった。

友達には他の会社で頑張れと言われ、亜希もそう思いました。

でも久しぶりにお母さんから荷物が届き、電話をした時「大丈夫？」と心配してくれる家族の存在。

その時どっちの空気が合うのか、やっぱり地元かもしれないと思いました。

亜希は壁についた画鋲の後の写メを見せて、「私が残せた爪痕はこんなもので、東京で何もできなかった」と話します。

レンタルさんに「東京で爪痕を残そうと思ったことは？」と聞くと、「ないですね」と答えました。

毎日何もしてないけど、そんなに悪いものじゃないと。

その言葉で、亜希は一生懸命リサーチした日のことを思い出します。

大変だったけど、充実していました。

雑誌に自分の名前が載った時は、とても嬉しかったのです。

亜希の目から涙が溢れます。

亜希は「今日はありがとうございました」と伝え、交通費をレンタルさんに渡します。

地元に帰るまで片道交通費は2千円。

東京タワーに2人で登るより安いとレンタルさんに言われ、亜希はスッキリとした気分になりました。

レンタルさんは亜希とのことを、ツイートします。

地元に帰る電車がさっきいた河川敷を通りと、レンタルさんはまだそこにいて思わず写メを撮る亜希。

あの後も何もしていなかったんですねと、メッセージで写メを送ります。

その送られて来た写メを添えて、レンタルさんはツイートをしました。

営業成績を上げるエリート社員・神林は、上司達からも一目置かれる存在。

仕事の関係で亜希が働いていた編集部に行くことに。

亜希が辞めたことを知りますが、そんな人がいたか神林は思い出せません。

Twitterを開き、神林はそこでレンタルさんのツイートを見つけます。

「なんだコイツ」とつぶやきました。

家に帰ったレンタルさんは、妻の沙紀に「次の依頼は？」と聞かれます。

「しばらく休みかも」と答えた時、スマホが何度も鳴り始めました。

画面を見て「すごいことになってる」と驚くレンタルさん。

レンタルさんのツイートはバズり、たくさんの人から依頼が届きます。

その中から気になったのを開きます。

一人で焼肉食べ放題に行くのは人目が気になるので、一緒に行って欲しいという依頼でした。

レンタルさんは了解ですと、返信を送りました。

一人焼肉を楽しむ女性に付き合うレンタルさん。

ひたすら焼肉を食べる女性を、レンタルさんはただ見守ります。

焼肉を満喫した女性が、「最後の晩餐何食べたいですか？」と聞いてきました。

彼女は焼肉食べ放題で、おなかいっぱい食べたいを話します。

レンタルさんは考えてから「胃袋思考停止してますね」と答えました。

その帰り道、今日の出来事をツイートしました。

デザイナーの桐山に電話をしても、繋がらず困ってしまうウェブディレクターの城戸隆志。

「どうしよう」とつぶやき、そのまま給湯室に行き冷やしていたヨーグルトを食べます。

スマホをいじっていると、レンタルさんのツイートを見つけました。

なんとなくレンタルさんのアカウントを開き、メッセージを送ります。

社会人7年目の男です。

仕事でトラブってしまい、出社するのが少し怖いです。

週明け出社についてきてもらえませんか？と。

すぐに”可能です”と返事が来ました。

レンタルさんが起きると、沙紀が「寝癖すごいよ」と言ってきました。

頑張って寝癖を直そうとしてくれますが、頑固すぎて直せません。

朝食を作ってくれている間、レンタルさんはツイッターの返事をしていきます。

年齢を聞かれ、35歳ですがそれより幼く見えると思いますと返事をします。

大人気の豆大福を買って来てほしいという依頼には、おつかいは何かをしていることになるのでと断ります。

神林は女子と一緒にスポーツジムに来ていました。

そのまま一緒に出社をします。

「翌朝からそんなに頑張れるね」と言われ、神林は「経営者の多くがジムに通う理由わかる？」と聞きます。

困難な問題が生じたときに、精神状態が良くないと前向きに対応できない。

だから運動を習慣にするんだと。

待ち合わせ場所に、城戸がやって来ました。

2人は挨拶を交わします。

会社に向かう途中で、城戸が質問をして来ます。

「ずっとレンタルの仕事をしているの？」と聞かれ、以前は会社員だったことを明かします。

「大変でしたか？」と聞かれ、レンタルさんは「いろいろ」と答えました。

なんで会社を辞めたのか聞かれ、「それはごく簡単な受け答えではなくなるので」とレンタルさんは伝えます。

公園のトイレに、城戸は立ち寄ることにしました。

「変なお願いをしてもいいですか？」と城戸が言ってきます。

トイレのドアの前で立っていてほしいと。

出てきた城戸は「おかげでトイレとゆっくり向き合えました」と言います。

誰かにノックされるかもと思うと、集中できないのです。

そして今度はレンタルさんがトイレに行き、ドアの前に城戸さんに立ってもらいます。

再び会社に向かい歩き始めます。

「ここ最近会社に行く前、いつもお腹が痛くなって」と話す城戸。

会社に行きたい気持ちはあるのに、体が拒否反応をしているような…

お世話になってる人が担当者に指名してくれて、期待に応えようとしていました。

しかしサイトのデザインは大事だからと、デザイナーの桐山さんにお願いしたいと先方が言ってきます。

先輩は彼は売れっ子なのでと言いますが、城戸は「とりあえず話をしてみてもいいですか？」と提案します。

最初から諦めるのは違うと思うのでと。

先方は「担当にお願いしてよかった」と言ってくれました。

桐山に資料を見せ、城戸はプレゼンテーションをします。

やはりスケジュールは詰まっていて、「もし断ったらどうなるの？」と桐山に聞かれます。

これは桐山さんのための企画で、あなたじゃないとダメなんですと伝えます。

「なぜ俺なの？」と聞かれ、城戸は5年前のボールペンの仕事の話をします。

この企画は桐山にやってほしいと思ったと、城戸は思いをぶつけました。

「桐山さんオッケーしてくれました」と、城戸は嬉しそうに報告しました。

絶対ない結果を出そうと、全力で仕事を頑張りました。

自分一人で背負いすぎてしまったのか…

先方が突然、納期を二週間早められないかと言ってきました。

城戸が困ってる間に、先輩が「大丈夫ですよ」と答えてしまいました。

桐山は忙しいスケジュールの中で、対応してくれていることを城戸は先輩に伝えます。

しかし先輩は「本当のスケジュールを伝えてないよね？」と言ってきます。

そういうことにも対応するのがプロだからと。

次の桐山との打ち合わせで、城戸は納期を早めるのは可能か尋ねます。

資料を渡そうとしているとき、桐山は「お疲れ様でした」と帰ろうとします。

城戸の情熱に惹かれ仕事を受けたのに、俺のデザインを見ていなかった。

「気にしてるのは納期だけだよね？君もそっち側の人間なんだね」と言われてしまいます。

桐山は城戸のことを期待してくれていたのです。

デザイナーがおりてしまい、納期に間に合わないことを伝えるのが今日でした。

そのことを考えると、足がすくんでしまいます。

さっきのトイレの場所に、また戻ってきてしまう2人。

公園のベンチに座ります。

「まさか自分がこんな風になるとは」という城戸。

彼もこういう気持ちだったのかなと、小学生の時同級生に不登校の子がいた話を始めます。

特別仲がいいわけじゃなかったけど、家が近く一緒に登校するようになりました。

校門の前で「学校が怖い」と、彼はつぶやきました。

でも今は大人だし、行かないとと城戸が言います。

レンタルさんは、自分が会社員だった時のことを思い出しました。

通勤途中に足が前に進まなくなったり、会社でも周りが笑う中レンタルさんは笑えなかったり。

上司との飲み会でどうしたらいいのかわからなかったこと。

会議で意見を述べた時、周りの空気が変わったこと。

上司に「給料分はちゃんと働こうな」と言われたことを。

城戸は「行こう」と立ち上がります。

そこからなかなか歩き出せません。

「さっきの答え、会社なんて無理に行かなくていい。そう言ってくれた人がいたから」と話すレンタルさん。

でも城戸はそういうわけにはと言います。

「レンタルさんが今のぼくだったらどうしますか？」と聞かれ、「多分行かないです」と答えました。

本当に大事な会議なら、他の人が頑張ってくれると思うと。

城戸は黙ったまま、もう一度ベンチに座ります。

再び立ち上がり、「行きます」と言います。

行かない想像をしたけど、そっちの方が勇気いると思ったのです。

「レンタルさんて勇者ですね」と言われます。

城戸はそうはなれないからと、会社に行く決意をしました。

城戸の表情は明るくなり、会社に向かいます。

会社の下で、不登校の子が言った「学校が怖い」という言葉を思い出します。

それでも彼は校門を通り、登校していました。

レンタルさんは、城戸さんとのことをツイートします。

会社を3年でやめた自分には、共感しすぎて早起きをしてしまったレンタルさん。

会社は行くだけで恐ろしい場所。

城戸はちゃんと自分の口から、先方に報告をすることにしました。

「社長には僕が説明するから」と言ってくれました。

そしてもう一度桐山にアタックすることに。

そんな恐ろしい会社に行くだけで120点なのです。

再び謎のホームレス金田に捕まります。

なぜ駅から遠くの場所で本を売っているのか、わざと逆境で追い込むからと話す金田。

俺と同じ匂いがすると言われますが、レンタルさんは「違うと思います」と言います。

まずは読んで見てよと、半ば強引に渡されました。

そして「それ見本じゃなかった」と言われ、返却しようとすると返品は受け付けてないと札を出されます。

結局買うことになってしまいました。

沙紀と一緒に晩御飯を作ります。

千切りができないレンタルさんと、唐揚げを揚げる沙紀。

沙紀に「今日の依頼どうだったの」と聞かれ、レンタルさんは「どうだったんだろう」と答えます。

自分のことを話しすぎてと。

沙紀が会社なんて無理に行かなくていいと言ってくれたのです。

会社を辞める時不安じゃなかったかとレンタルさんに聞かれ、「不安だったかな」と答えた沙紀。

でもレンタルさんが働き続ける方が不安でした。

どんどん笑わなくなっていたから。

仕事終わり毎日ゲームセンターに立ち寄り、「朝が来なければいい」とレンタルさんは言っていました。

レンタルさんがそう言った時、このままじゃやばい壊れちゃうと沙紀は思いました。

だから仕事を辞めて、今の何もしない方がいいと思うと。

貯金もあるし、当分はこの感じのままでいいんじゃないと言ってくれます。

「ご家族はいらっしゃるんですか？」ときたメッセージに、「もうすぐ一歳の息子と妻がいます」と返信します。

レンタル業は妻の心の広さと、息子の何もわかってなさで成立していると。

周りに臭いと言われるけど自分ではわからないので、嗅いで判定してもらえませんかと依頼が。

レンタルさんは了解ですと、返信を送りました。

自分が臭いかわからなくて、匂いを確認してほしいという依頼を受けたレンタルさん。

レンタルさんは臭くなくて、むしろ爽やかだと彼に伝えます。

その依頼について、いつもと同じようにツイートしました。

友達とカフェにいた香奈は、明後日映画に行く約束をしていたが彼氏との予定があったと言われてしまいます。

「ちょうど別の人に誘われてたし」と香奈は言いました。

家に帰ってきてから、「明後日どうしよう」とつぶやく香奈。

レンタルさんのツイートを見つけ、こういう依頼もアリなんだと思いました。

子供を寝かしつけていると、レンタルさんに香奈からメッセージが届きました。

明後日21歳の誕生日で、一人で迎えるのは寂しいから一緒に祝ってほしいと。

レンタルさんは「了解です」と返事を送りました。

香奈は自分で誕生日ケーキを受け取りに行きます。

そしてレンタルさんとの約束の23時になるのを、家で待っていました。

インターホンが鳴り、レンタルさんがやってきます。

部屋に案内し、「本当に実在の人物なんですね」と香奈が言います。

夜遅くの依頼は珍しいかと聞くと、「あまりないですね」と答えるレンタルさん。

レンタルさんにお茶を出し、「すごく勇気がいりました」と香奈は話し出します。

友達に誕生日のことを言うと、祝ってほしいアピールになりそうだと思ってしまったのです。

レンタルさんにとって21歳の誕生日はちょっと特別。

香奈に何をしていたか聞かれ、「地震学の勉強をしていました」と答えます。

地震を予測する難しさを知ったら、その道に進もうとは思わなかったようです。

その時友達からグループラインに、彼氏にサプライズされたと動画が投稿されます。

他の友達は羨ましいなどの返信をしますが、香奈は返信を送れません。

「グループラインの返信て難しいですよね」と言います。

同じだけど少し違う返信をしないといけないから。

よく考えてから、返信を送りました。

レンタルさんのことを羨ましいと言う香奈。

ラインは既読をつけたら早く返さないといけない、誕生日を祝われたら祝い返す。

流行りのものは乗らなきゃいけない。

「私が気を使いすぎなのかもしれないですけど」と香奈は言います。

せっかく行った場所で写真を撮るだけで終わって、スタンプラリー見たいと思ったこともあった。

クリスマスも3人で一緒に過ごそうってなって、いろんな人にお願いしてバイトも休んだ香奈。

でも当日彼氏と会うことになった、スノボの帰りで渋滞で12時すぎそうとラインが届きます。

香奈は『了解！また集まろう』と返信しました。

仕方ないって理解はしているけど、もう少し早く教えて欲しかったのです。

本当は明日映画に行く予定だったけど、ドタキャンされてしまった香奈。

「時々友達といるのに、とてつもなく寂しくなる時があって」と言います。

ラインとかで繋がれても、みんな寂しいのか…

「自分の寂しさと、他人の寂しさは比較できませんから」とレンタルさんは言います。

11時59分にレンタルさんのアラームがなります。

香奈が驚くと、「忘れちゃいけないと思って」と言うレンタルさん。

香奈は嬉しくなりました。

レンタルさんは時計の針を見ながら、12時ぴったりにお祝いをしてくれます。

「21歳になりました」と香奈が笑顔で言います。

そしてケーキを思い出し、香奈はロウソクを立ててからライターを忘れたことを思い出しました。

火はつかないけど、ついたていで火を吹き消すふりをします。

レンタルさんに写真を撮ってもらいます。

でもその写真には、レンタルさんの指も写り込んでいました。

「でもこれいいですね、これがいいです」と香奈が言います。

誰かといる感じが出てるからと。

その写真をアップしようとしますが、たまにはしなくてもいいかなと思います。

レンタルさんに誕生日の投稿をしたりするか聞くと、「します」と答えます。

誰かがお祝いしてくれるのでと。

この前も知らない人がギフト券を送ってくれたり、そういうことがあるのです。

香奈は『21歳の誕生日を迎えました』と、SNSに投稿しました。

そしてレンタルさんと一緒にケーキを食べていきます。

お腹いっぱいケーキを食べた2人。

約束の時間になり、レンタルさんは急いで帰っていきます。

香奈は見送りながら、「ありがとうございました」と伝えました。

部屋に戻ってくると、『誕生日おめでとう』とグループラインで言われます。

それを見て、香奈は笑顔になりました。

レンタルさんは帰りながら、香奈の依頼についてツイートします。

金田の前を通り過ぎようとすると、「今日は俺の誕生日なんだ」と言われます。

誕生日じゃなくても毎日必死に生きていて、それだけでお祝いに値すると。

「だから俺は今日も必死に生きる」という金田。

今日はレンタルさんから一冊買うことにしました。

買わされてから、実は誕生日は来月だったと金田に言われます。

レンタルさんが立ち去ると同時に、神林が金田を訪ねてきます。

彼女が欲しがっていた最新号の雑誌を買いに来たのです。

しかしレンタルさんが買ったのが最後の一冊でした…

レンタルさんが「ただいま」と挨拶すると、沙紀が気づきました。

香奈の依頼で遅くなったと伝えると、「去年の私の誕生日忘れてたもんね」と言う沙紀。

するとレンタルさんは今年も忘れそうだからと、先におめでとうと言いました。

「今日の子何歳になったの？」と聞かれ、レンタルさんは21歳と答えました。

レンタルさんは姉だったら、どう過ごすのか考えてしまいます。

その時レンタルさんは兄弟はいるのかと、メッセージが届き聞かれます。

姉がいますと答えます。

姉は就職活動とか色々苦労したことが心の負担になり、自らこの世を去ったのです。

自分を過小評価していたのかもしれないけど、レンタルさんにとってただ存在するだけで価値がありました。

いるだけで可愛い息子を見て、「みんな赤ちゃんみたいでいいのにな」とつぶやくレンタルさん。

「そう生きていけばいいんじゃない？」と沙紀が言ってくれます。

一度やって見たいと思いつつ実現させなかったことがあります。

一日中、山手線に座ってみるというものがあります。

とりとめのないことを話しながら過ごすのもいいなと思い、依頼をしましたとメッセージが届きました。

レンタルさんは了解ですと返信しました。

山手線に1日乗車という依頼を終え、家に帰りその依頼についてツイートします。

神林がツイッターを見ていると、まりあがレンタルさんのツイートをリツイートしていました。

彩は手元にある離婚届を見て、何気なく開いたツイッターでレンタルさんのツイートを見つけます。

『離婚届の提出に同行してもらっていいですか？一緒なら少しは楽しい思い出になりそうなので』

そんな彩からの依頼に、レンタルさんは『了解です』と返事を送りました。

化粧品会社で働く彩は、企画会議で口コミで商品をアピールするのはどうかと提案します。

しかし部長は予算がないし、商品がよければ売れると言われてしまいました。

彩は翌日有給を取り、離婚届を提出しに行くことに。

役所に行きながら、彩はレンタルさんのツイッターの人気について話していきます。

東京タワーのツイートには2万いいねがついていたのです。

「ちょっと散歩してもいいですか？」と彩が聞きます。

レンタルさんは「治安の悪いところじゃなければ」と答えました。

石橋を叩いて渡る派か、それとも叩かない派か聞かれます。

「僕は石橋は叩かないし、渡りもしない派です」と答えました。

すると彩の電話がなり、PR企画自体がなくなったことを報告されます。

「明日部長のところに行くから」と伝え、電話を切りました。

電話をしていると、会社で話しているような気になると話し出す彩。

家でもいつもこうで、旦那にも呆れられていたと。

旦那は取引先のドラックストアで働いていた人でした。

いつのまにか仲良くなって、ご飯に行くようになります。

3歳年上の彼氏に浮気されて別れたばかりで、「どうして男の人は浮気するんですかね」と愚痴をこぼします。

すると健太は「僕はしませんから、僕だったら泣かせるようなことは絶対しません」と言いました。

この人となら幸せになれそうだなと思い、付き合い始め1年後に結婚したのです。

姑との関係も健太が間に入ってくれていました。

「彩さんは今おいくつでしたっけ？」と姑は、孫の顔が見たいとアピールしてきます。

そんな時健太は「子供のことは2人で話すから」と、姑にちゃんと言ってくれました。

おそらく完璧な夫でした。

その時彩はドラックストア担当からデパート担当になり、仕事はさらに忙しくなります。

家事を健太は手伝ってくれて、それなりにうまくいっていると思っていました。

「どんな奥さんですか？」と彩に聞かれ、レンタルさんは「一言では言えない人です」と答えました。

人は商品みたいに一言では言い表せない、だから最高な褒め言葉。

「私はどんな人だったんだろう」と彩はつぶやきます。

彩が晩ご飯を作る担当だった日、仕事で帰りが遅くなってしまいました。

健太は大丈夫だと言ってくれて、読んでいた雑誌の面白い企画の話をしてきます。

でも彩は急いでご飯作るからと、あとで読むからと言いました。

早く帰ってこれた日は、健太の担当だった洗濯物をたたむ彩。

健太が夕食作り終えたタイミングで、彩は仕事を切り上げようとしますが電話がかかってきます。

仕事の電話をしている間も、健太はずっと待ってくれていました。

「彩と食べたかったから」と言ってくれる健太。

それから1週間後、健太が離婚を切り出しました。

理由は「彩は悪くない、自分が疲れただけ」と言われました。

何がダメだったのか、彩は自分に点数をつけてみました。

今の自分が何点なのか知りたくて、いろんな項目で点数をつけた平均が3.9点でした。

「こういうところがダメなんでしょうね」と彩は言います。

役所で順番待ちをする2人。

目の前では結婚届を提出カップルがいました。

記念に写真を撮ろうとする2人ですが、職員に断られていたので彩が撮ってあげることに。

「よかったら僕らも撮りましょうか」と言ってくれて、2人の勢いに押され撮ることになりました。

2人は離婚届だと気づき、気まずそうに去っていきます。

面倒だったから断らなかったというレンタルさんに、らしいですねと彩は笑います。

順番を呼ばれ、彩は離婚届を提出します。

結婚届を提出した時のことを思い出しました。

その時記念に写真を撮ったことも。

「出してきました」と彩が言うと、「見てました」とレンタルさんが言います。

同じ場所ばかりずっと見るのは大変だとレンタルさんが言うと、思わず彩は吹き出しました。

「旧姓に戻って初笑いです」と言う彩。

「ここ元旦那さんにプロポーズされた公園なんです」と彩が話します。

海も見えない夜景で花束を出され、違和感しかありませんでした。

でも嬉しかった。

「でも感傷に浸ったりとかではなくて、ただレンタルさんと話したくて」と言う彩。

彩は「私って今何点なんですかね」と言います。

点数は必要なのか、人間生きてるだけで割とすごいと思うと話すレンタルさん。

別れる時に「レンタルさんはなんで今の奥さんと結婚したんですか？」と聞かれます。

レンタルさんは「忘れました」と答えました。

レンタルさんが帰ったあと、彩は空を見上げると涙がこぼれます。

『一人だったら離婚届の記念写真なんて撮ることなかった。世界で一枚の写真で、点数はつけられません』

彩から写真つきでメッセージが届きました。

レンタルさんは彩の依頼のことをツイートします。

同じカウンターで対局の手続きをすることに、感慨深さを感じたと。

今日も金田に捕まります。

「結婚はどうだ？」と聞かれ、「僕にとっては良いものだと思います」と答えます。

前向きなことを言うのは珍しいなと言われ、「それははっきり思うので」と答えたレンタルさん。

神林はカフェでまりあと待ち合わせをしていました。

お腹が空いていた神林は、メニューを見ながら「レンタルさんフォローしてるよね」と言います。

この前本で付き合う人や環境で、価値観が形成されると読んだ神林。

そういうのをフォローしているのってと話していると、まりあが「そういうのやめて」と言います。

価値観を押し付けてくるのもそうだし、誰かの言葉を借りてくるのも嫌だと。

「もう別れよう、一生懸命なとこ好きだったけど、付き合ったら勇作自身が見えないんだもん」というまりあ。

そしてまりあは帰って行きました。

家に帰ると「おかえり」と沙紀が出迎えてくれます。

「なんで僕と結婚したの？」とレンタルさんが聞きます。

依頼者に聞かれたからです。

レンタルさんは忘れたと答えたと言います。

沙紀は「忘れた、一緒にいると楽しかったからとかじゃない」と答えました。

「今楽しい？」と沙紀に聞かれ、「今は水が冷たいね」と食器を洗っていたレンタルさんは答えます。

そんなレンタルさんを見て、沙紀は「今日も平和だ」と言いました。

レンタルさんに『一緒にベッドインしてほしい』という依頼が届きます。

レンタルさんは何もしないで結構ですと。

少し驚きながらも、『了解です』と返事を送りました。

一緒にベッドインしてほしいという依頼を受けたレンタルさん。

依頼人は購入するベッドを選ぶため、レンタルさんに依頼をしてきたのです。

「隣に人がいないとなかなかイメージがわかなくて、変な依頼でごめんなさい」という依頼人。

そしてレンタルさんたちは他のお店に移動しながら、世間話をしていきます。

レンタルさんに一歳の子供がいるとわかり、依頼人は帰って奥さんを手伝ってあげてと言ってくれました。

レンタルさんが家に帰ると、沙紀の両親がいました。

お父さんが「今日水曜日だよね、仕事は？」と聞いてきます。

夜まで依頼人に付き合っているはずのレンタルさんがいるので、沙紀は驚いてしまいました。

両親はレンタルさんがまだ会社勤めをしていると思っています。

沙紀はレンタルさんに近くのケーキ屋さんに買いに行ってとお願いし、玄関で打ち明けます。

「ごめん、会社辞めたことまだ2人に話してないの」と言います。

どうしても心配するだろうと思い、沙紀は2人には隠し通すつもりです。

神林は仕事で成果を出します。

その時弟からお父さんがお店を予約してくれたとメッセージが届きました。

レンタルさんが買ってきたケーキをみんなで食べますが、レンタルさんは少し気まずさを感じています。

「沙紀は家のことちゃんとできてる？」とレンタルさんに聞いてくるお母さん。

レンタルさんは「3食」と答えてしまい「なんでそんなに家にいるんだ？」とお父さんに言われます。

「君もしかして…フレックスタイムってやつか？」とお父さんが思ってくれて、なんとかピンチを乗り越えられました。

お父さんはもしよかったら使ってほしいと、使っていたネクタイをプレゼントしてくれます。

「嬉しいです」とレンタルさんは伝えました。

神林は弟に卒業祝いにお財布をプレゼントします。

お母さんは「跡継ぎができて嬉しいのよ」と言い、神林は隣で笑うだけ。

お父さんは聴診器をプレゼントし、嬉しそうに写真を撮っていきます。

そして沙紀の両親が帰る時間になり、玄関で見送ります。

するとレンタルさんは「やっぱりいただけません」とネクタイを返します。

そして「会社辞めました、次も決まってません。なんもしないことにしました」と打ち明けました。

どうやって生活しているのか聞かれ、貯金を切り崩しkkkkkkkkkていると話します。

するとお父さんは部屋に戻り、ちゃんと説明をしてくれと言います。

レンタルというサービスをしていて、なんもしないことをしていると伝えるレンタルさん。

しかし両親はなかなか理解できません。

世の中にはいろんなサービスがあり、会社勤めだけではないとお父さんも思っています。

でもレンタルさんがしていることは遊びで、いつまで続けるつもりなのか。

「君には子供がいる。どうやって生活していくつもりなんだ」とお父さんは心配でした。

「今君がやっていることは甘えだ、いろんな責任から逃げてるだけだよ」と言うお父さん。

レンタルさんが何も答えられずにいると、沙紀が3人で話したいと言ってきます。

神林は家族で食事をしていると、「兄ちゃんは最近どうなの？」と弟が聞いてきます。

会社でMVPを取ったことを話そうとした時、お父さんが「お前もう研修先の病院は決まったのか」と弟に話しかけます。

神林はまだ仕事が残っているからと先に帰ります。

お店を出てため息をつく神林。

レンタルさんは子供をあやしながら、依頼を受けられなくなったとツイートします。

「これからのことをよく考えろ」とお父さんに言われ、「私が辞めていいって言ったの」と沙紀が話します。

あのまま仕事を続けていたら、好きなあの人がいなくなると不安だったこと。

だからレンタルさんにしかできないことをしたほうがいいと言った沙紀。

するとレンタルさんは「僕は何もしないことなら得意だ」と言い、そして今のサービスを始めたのです。

レンタルサービス初日、レンタルさんは風船を持って帰ってきました。

「どうだった？」と聞くと、「なんもしなかったよ」と答えます。

初めの依頼は風船を持たされ写真を撮られるというものでした。

風船を持ってバスに乗ったら、割と嫌がられましたとツイートします。

「私に取ってあの人はいてくれるだけでいい、彼が見つけた何もしないと言う生き方を応援したい」と沙紀は話します。

でも収入がない娘たちが、両親は心配です。

その時レンタルさんのツイッターを見ていた沙紀は、急いでレンタルさんに見せにいきます。

今日の花見の場所取りができなくなったというレンタルさんのツイート。

そのリプ欄で場所をとりすぎたという人がいて、そこで断られた人たちが合流し始めていたのです。

そこにはレンタルさんに向けた動画もあり、「レンタルさんのおかげでこんなに集まりましたよ」と盛り上がっていました。

今日断られた人同士でお花見をしていると沙紀が伝えると、その多さにお父さんも驚きます。

花見の動画には神林の姿もありました。

その集まりがレンタルさんきっかけだと知り、神林は不機嫌になってしまいました。

沙紀のお父さんは帰り際「もう口を出さないことにした」と言います。

まだレンタルはよく分からないけど、今していることは意味がないことではないとわかったのです。

夫婦の形も色々あるけど、沙紀が幸せだと両親は思いました。

金田が本を売っていると、警察官にまた注意されてしまいます。

すると金田はなぜここで本を売ることになったのか話し出します。

それを聞いた警察官は、涙ながらに「頑張ってください」と言い帰って行きました。

寝る前沙紀が「今日は大変だったでしょ、ごめんね」というと、レンタルさんは「何が？」と言います。

『表参道のパンケーキ屋に一緒に並んでくれませんか？』という依頼に、レンタルさんは『了解です』と返事を送ります。

そして3人で川の字になって、眠りについたのでした。

レンタルさんが依頼人と待ち合わせていましたが、時間になってもなかなかきません。

Twitterを確認すると、依頼人からブロックされていました。

帰ろうとした時美容室のチラシを配られ、そのままレンタルさんは髪を切ることに。

『時間を有効活用できて満足でした』と、レンタルさんはツイートしました。

生後9ヶ月の子供を持つ麻衣。

子供をあやしながらTwitterを見ていると、桜の花見の動画を見つけます。

レンタルさんのアカウントを見て、子供がいることを知りました。

『行きたいレストランがあります。子連れの外出に不慣れなので同行してほしい』

麻衣からの依頼に、レンタルさんは『了解です』と返事を送りました。

レンタルさんが待ち合わせ場所に行くと、麻衣がベビーカーを押しながらやってきます。

麻衣は緊張していました。

軽く挨拶をして、レストランに向け歩き出します。

「レンタルさんは家でも何もしないんですか？」と麻衣に聞かれ、寝かしつけはすると答えます。

バスに乗って、お店まで行きます。

バスが来るまでの間、麻衣は抱っこ紐に変えベビーカーを畳んでいきます。

しかしバスに乗ろうとしますが、車内には座れない人もいるほど混んでいました。

麻衣は次のバスに乗ることにしました。

「予定通りにならないの気にならないタイプですか？」と麻衣が聞きます。

レンタルさんは何もしないでいられるのなら、あまり気にならないようです。

麻衣は出産してから、予定通りいかないことばかり。

「気がついたら1日何もしていないなって」と話す麻衣。

「何もしないのが辛くなることは？」と聞かれ、レンタルさんは「ないです」と答えました。

麻衣が行こうとしているレストランは、独身時代から通っているレストランでした。

明日で閉店だと知り、麻衣は夫に相談しますが仕事で帰りが遅いと言われます。

ママ友何人かに声をかけたけど、忙しくて難しかったのです。

そんな時レンタルさんのTwitterを見つけ、麻衣は依頼をしました。

麻衣はTwitterに投稿された、子連れの外出に対する意見をレンタルさんに見せます。

「気持ちはわかるんです」という麻衣。

前にも子連れで外出しようとしたことがあったが、大泣きしてしまい麻衣は諦めて帰りました。

それ以来一人で連れ出すのがトラウマに…

話をしていると、次のバスがやってきました。

今回のバスもやっぱり混んでいて、麻衣は乗るのをためらいます。

するとレンタルさんは「すいません」と乗り込みます。

麻衣もバスに乗り込み、「ありがとうございます、助かりました」とお礼を言いました。

バスを降り歩いていると、「少しだけこの子を見ててもらえますか？」と麻衣が言い出します。

麻衣はお手洗いに行っている間、レンタルさんは子供をあやしていました。

「今されてましたよね？」と言われ、レンタルさんは「何もしてません」と答えました。

そしてレストランに到着しますが、階段をなかなか上がれず麻衣は困ってしまいます。

するとレンタルさんが一緒にベビーカーを持ち上げてくれました。

「何もしないのが気まずい時もあります」とレンタルさんは言います。

マスターが麻衣に気づき、席へ案内してくれます。

久しぶりの外食で、麻衣は嬉しそうに食べていきます。

食べたかったビーフシチューを食べると、いろんな思い出が蘇ります。

子供が起きてぐずり始めてしまいました。

麻衣は一生懸命あやしますが、なかなか泣き止まず周りの目が気になってしまいます。

お店の外であやすことにしました。

子供を寝かしつけ戻ってくると、レンタルさんは寝ていました。

レンタルさんはビーフシチューを食べていません。

麻衣が「もしかして待っててくれたんですか？」と聞きます。

子供を寝かしつけるの大変さを知っているレンタルさん。

麻衣が戻ってくるのを待っていたのです。

「泣きたい時に泣いて、笑いたい時に笑って、赤ちゃんは好きにしてるだけでいつだって可愛い」というレンタルさん。

本当は大人もみんなそうでいいのに…

偽善っぽいことを言ってしまい後悔するレンタルさん。

「偽善でもいいです、ありがとうございます」と麻衣は嬉しくなりました。

食事をしながら、子育てに関する話をしました。

麻衣は別れ際に、交通費とお礼にとプレゼントを渡しました。

神林が仕事をしていると、上司に呼ばれます。

「これ逆」と、ロゴが逆になっていたことを怒られてしまいました。

麻衣が家事をしていると、『今日早く帰れそう』と夫からラインが届きます。

今日子供と一緒にお出かけしたけど、大丈夫だったと返事を送りました。

レンタルさんは麻衣の依頼を、いつものようにツイートします。

『確実に敵ではない人がいる心強さがあったそうだ』とレンタルさんは書きました。

麻衣からもらったプレゼントを開けると、新しいキャップでした。

そのキャップを息子にかぶせると、沙紀が「2代目なんもしない人誕生だね」と言います。

親子でなにもしないと、うちはどうなるのと沙紀は笑います。

レンタルさんに新しい依頼の相談が。

『錦糸町でホストをしています。生誕祭に一日体験ホストとしてきてもらえますか？』

レンタルさんは『了解です』と返事を送りました。

生誕祭に1日ホスト体験をして欲しいと言う依頼をこなすレンタルさん。

レンタルさんが来ていることを紹介してくれて、みんなでシャンパンを飲みました。

大槻は家で一人、原稿を書いています。

ホストクラブでも何もせず、いつものようにツイートしました。

神林は業績のグラフを見ながら、上司に注意されたことを思い出します。

舌打ちをする神林。

デスクに戻りツイッターを見ると、レンタルさんのツイートがありました。

「何遊んでんだよ」と愚痴を言う神林。

大槻は娘に電話をかけようとしますが、やっぱりやめました。

ツイッターでレンタルさんのことを見つけ、大槻は少し気になります。

レンタルさんの元には、様々な依頼の相談が届いていました。

『多忙の息子に変わって、葬儀の申し込みに同行していただきたいです』

大槻から依頼のメッセージが届き、レンタルさんは『了解です』と答えました。

大槻が待ち合わせ場所に行くと、レンタルさんは来ていて挨拶を交わします。

「君は誰かの役に立っているのか？と聞かれることはありませんか？」と大槻は尋ねます。

大槻の世代は何もしないと言う活動への理解に苦しむ部分があります。

最近の大槻も何もしないことがなくて、プロのレンタルさんに会ってみたくなったのです。

どんな依頼をしようか考えていた時、先日葬儀に出席した時のことを思い出しました。

かなり質素な葬儀で、あれは避けたいと大槻は思ったのです。

そしてレンタルさんに葬儀の生前予約に付き添ってもらう依頼をしました。

葬式は人生の集大成で、納得のいくものにしたい大槻。

どんな葬式がいいか聞かれ、レンタルさんはただ寝ているだけだから何でもいいと答えました。

レンタルさんは息子のふりをすることに。

まずは棺の体験をすることにした大槻。

大槻とレンタルさんは並んで横になり、棺の心地について2人は感想を言います。

その後控え室に案内され、人数によって大きさが変わると言われます。

一般的なプランより、もう一つ上のプランが良いと言う大槻。

担当者は資料を見せて、説明をしてくれます。

「どう？」と大槻に聞かれ、レンタルさんは「さぁ」と答えました。

大槻は詳しい金額の内訳の説明を聞いていきます。

「息子さんは生花で見送りたいんじゃないんですか？」と聞かれ、「参列するつもりはありません」と答えてしまうレンタルさん。

海外から帰って来たばかりだと、大槻は何とかごまかします。

担当者が席を外した時に、大槻は嘘をついてしまったことを謝ります。

大槻は自伝を書いていることを話しました。

担当者が持って来た骨壺を見て、「人生の最後がここか」とつぶやきます。

お墓に関する資料を見ていると、「家族が行きやすい場所にするのがオススメです」と担当者に言われました。

大槻は見本の祭壇をじっくりと見ました。

結局生前予約をしなかった大槻。

「私ってもう現役じゃないんですかね」と大槻が言います。

まだ生きているのになと思っていました。

終活と言う言葉が嫌いで、何で終わりに向かって活動しなくちゃいけないんだと大槻は言います。

平均寿命まであと8年。

今まではカウントアップの人生だったが、今は後何年生きられるのかカウントダウンの人生。

大槻は熟年離婚をしていて、娘がいました。

娘は孫を連れて、元妻の元には行くけど大槻には会いに来ません。

単身赴任で頑張ったけど、その頑張りは家族には伝わっていなかった…

日本中を飛び回っていた大槻は、家に帰れるのは半年に一回程度でした。

多少の距離は感じていましたが、定年すれば埋められると思っていた大槻。

でもその距離は思ったよりあり、離婚を切り出されてしまったのです。

「寂しいもんですよ」と大槻は言います。

同期の葬式に出た時、質素だけど家族も同僚もみんな泣いていました。

人生の集大成なんだと大槻は感じました。

自分には何もないと、大槻はため息をつきます。

レンタルさんは隣で話を聞いています。

大槻は自分の生きた証を残したいと思い、自伝を書き始めたのでした。

「家族には伝えてなかったけど、でも私は家族でいる時間が一番好きでした」と言う大槻。

やっぱり葬式には妻と娘には来て欲しい。

死を悲しんでくれる人、一人くらいは来てくれるのか…

「私の葬式来てもらえませんか？」と大槻が聞くと、「大丈夫ですよ」とレンタルさんは答えてくれます。

断られると思っていた大槻は、嬉しくなりました。

「一人でも来てくれる人がいるってわかっただけで、安心します」と大槻が言います。

亡くなった時は連絡をくださいとレンタルさんに言われ、大槻は娘に伝えることにしました。

「忘れられない葬式になりそうだ」と大槻は嬉しそうに言います。

大槻は別れ際、レンタルさんに見学でもらったエンディングノートをもらって欲しいと渡します。

レンタルさんと会って、73歳の今からなすべきことを見つけたのです。

「ありがとう」と言って、大槻は帰って行きました。

家に帰り自伝の原稿をしまいます。

レンタルさんは帰り道、面白いもの持ってるなと金田にエンディングノートを取られます。

金田は「いろんな活動があるな」とつぶやきました。

レンタルさんの人樣に影響を受け、大槻はレンタルなんかなす人として活動することを決めた大槻。

さっそくそのことをツイートすると、レンタルさんがいいねしてくれました。

レンタルさんのフォロワーを見て、いろんな人がいるんだなと思います。

その中に誕生祭の依頼をして来たホストもいて、見どころのやつだと思い大槻はフォローしました。

『レンタルなんもしない人、そろそろなんかしたほうがいいと思うんですが』

神林はレンタルさんにリプライを送ります。

ちゃんと働いて妻子を養うべきと、レンタルさんに意見を送りました。

するとレンタルさんから『働いていた時の貯金を切り崩して、やっていけてます』と返事が。

神林は『そんな生活に納得しているのか？我慢していませんか』と返事を送ります。

レンタルさんから『知りません』と返事が届きました。

神林の意見に耳を傾けないレンタルさんに「なんだよこいつ」と言います。

するとたくさんのフォローの通知が届き始め、神林は驚きつつも少し笑いました。

沙紀は通帳を見て、少し不安そうな表情になります。

通知が届きツイッターを見ると、ベターライフ編集部からメッセージが届いていました。

『レンタルなんもしない人の取材をしたいのですが、いかかでしょうか？』

それはいつも金田から買わされていた雑誌。

『了解です」と返事を送り、沙紀にこんなの来たとスマホを見せます。

「すごいじゃん」と喜ぶ沙紀でしたが、少し不安な表情になっていました。

レンタルさんが依頼をこなす様子を、カメラに収める記者・河野。

河野は「NGの依頼はないんですか？」と聞くと、「嘘をつくことは苦手です」とレンタルさんは答えます。

依頼を終えたレンタルさんは、河野と一緒にカフェに行き取材を受けます。

今までの依頼で一番遠かった場所を聞かれ、カンボジアからの依頼だと答えます。

一度は受けたレンタルさんですが、胃腸の調子とWi-Fiが気になり断っていました。

「なぜレンタルなんもしない人をやろうとしたんです？」と聞かれ、それが向いていると思ったと答えるレンタルさん。

大変そうなものは断るので、大変だったこともありません。

河野は「最後にこれだけは伝えたいことはありますが？」と聞きます。

「特にないです」と答えたレンタルさん。

取材のことをツイートします。

神林はタクシーで移動中、レンタルさんが取材を受けたというツイートを見つけます。

「なんかバカバカしくなってきた」と神林はつぶやきました。

ランニングをする瀬戸は、休憩のタイミングでスマホを見ます。

『先日マッチングアプリで出会った女性に告白しました。しかし返事がきません。

　何が悪かったのか、デートを一緒に振り返ってくれませんか』

レンタルさんに依頼をすると、『15時までなら大丈夫です』と返事がきました。

瀬戸たちはカフェに行き、パンケーキを食べながら振り返りをして行きます。

「いつか運命の人と出会って結婚できると思っていたのに、それはいつになるのか」と瀬戸が言います。

そして去年から真剣に婚活を始めたのです。

限られた時間の中では、話す前に時間が終わってしまいます。

街コンでは後から来たノリの良い男性に持ってかれてしまいます。

アプリで出会った女性とは、直接会うとうまく話せない…

「この前ようやく良い人と会えたんです」と話す瀬戸。

そして3回目のデートで思い切って告白したけど、3週間経っても返事はありません。

奥さんとの出会いを聞かれ、レンタルさんはネット大喜利のオフ会で出会ったと答えます。

食事の後、彼女と占いをし相性95％の結果ができました。

彼女もまんざらのようではなかったのに…

瀬戸は気を使いすぎてしまう性格。

「長々と付き合ってもらって疲れていませんか？」とレンタルさんを気遣います。

2人は公園のボートに乗り、話をして行きます。

瀬戸は池の中心に着くと、「この辺りで告白したんです」と言います。

結婚を念頭に付き合ってほしいと、言葉では伝えきれずラブレターを書いた瀬戸。

彼女は少し考えさせてほしいと言いましたが、3週間も考えることなのか…

「僕とのデートどうでした？」と瀬戸が意見を求めます。

レンタルさんは「普通ですね」と答えます。

周りはそんなことを言ってくれないので、瀬戸はむしろ助かったと言いました。

昔長く付き合っていた彼女に、「結婚までは考えられない」と言われたことがありました。

彼女のことを一番に考えているのに、つまらない人間なのだろうか。

既婚者の友達には羨ましがられるけど、誰にも見られていない感じがすると話す瀬戸。

誰かに話を聞いてほしいと感じました。

ラブレターにも自分を見てほしいと書いたことを、やりすぎたかなと後悔していました。

ボートを降りた時、彼女から連絡が来ました。

『瀬戸さんの優しさに惹かれて、真剣に考えました。』と書かれています。

瀬戸は「ダメでした」と言います。

なぜ結婚できたと思うか聞かれ、レンタルさんは「さぁ」と答えました。

結婚できている人は、ガツガツしていないのに結婚できるのです。

「僕の気持ちわかんないですよね、なぜお金を払って惨めな思いをしなければならないのか」と言う瀬戸。

次の依頼の時間ギリギリになってしまい、レンタルさんはタクシーで急いで向かいます。

待ち合わせ場所の神社に到着すると、間に合っていたようです。

交通費を渡していなかった瀬戸も、一緒について来ました。

どんな依頼なのか聞かれ、依頼のメッセージを見せます。

『明日神社で結婚式を挙げます。結婚式出くわしたくらいの気持ちで眺めに来ませんか？』

このタイミングで結婚式かと、瀬戸は帰ろうとします。

その時ちょうど式が始まり、レンタルさんと一緒に眺めることにしました。

結婚式の直前に、誰かに見てほしいと思った夫婦。

年齢のせいで気恥ずかしく、親戚や友人を誘えなかったようです。

「そんなこと気にしなくていいのに」と瀬戸はつぶやきます。

夫婦がレンタルさんに気づき、嬉しそうな顔になります。

自分の人生を見て欲しかった瀬戸が、誰かの人生を見ています。

「レンタルさんと一緒にいれてよかったです」と話す瀬戸。

フラれても何も言わないレンタルさんの存在が助かりました。

微笑みを微笑みで返せるようになりたいと、瀬戸は思いました。

自分に何が足りないのか、優しさに何が必要なのか瀬戸は考えます。

レンタルさんは「優しさに優しさがプラスされているように感じますけど」と言います。

失恋した後に結婚式で微笑むのは、レンタルさんはできないと思いました。

そう言ってもらえて、瀬戸は嬉しくなります。

神社を出て瀬戸と別れ、依頼についてツイートします。

最後は微笑んで別れることができました。

神林は会社の前でマリアに、「たまにはご飯でも行こうよ」と声をかけます。

しかしマリアにはもう新しい彼氏ができていました。

瀬戸が日課のランニングをしていると、結婚式を挙げていた夫婦から連絡がきました。

『いい微笑みありがとうございました、素敵な写真が撮れていたのでお送りします』

その写真には良い笑顔のレンタルさんと瀬戸が写っていました。

この写真をアプリに使うことに決めました。

レンタルさんが家に帰ると、沙紀はもやしを並べていました。

「同じに見えるもやしも、こうやって並べてみると違うんだな」と沙紀は言います。

もやしも人間と一緒だと。

これはレンタルさん似だと、絶妙に何もしてない感じが似ていると沙紀は言いました。

神林はまりあのツイッターのフォローを外しました。

『よく奥さんを家に置いて、外をほっつき歩けるな』とツイートする神林。

すぐにいくつもの”いいね”がつき、神林は満足そうな表情になりました。

知世は友人と恋バナをしてるとどんな彼氏なのか聞かれ、うまくかわします。

家でTwitterを見ていた知世は、レンタルさんのことを知りました。

『もし今夜時間が空いてましたら、恋人の話を聞いてもらえないでしょうか』

思い切り誰かに惚気たいと思った知世。

レンタルさんから『可能です』と返事が来て、驚きつつも笑顔になりました。

待ち合わせのカフェにレンタルさんがやってきます。

知世は「大好きなんです彼女のこと」と惚気ます。

しかし恋人が女性で、友人にはあまり話せないのでした。

レンタルさんに写真を見せながら、いろんな話をしていきます。

ノートには話したいことがたくさん書かれていました。

レンタルさんは面白いと思っていましたが、うまく相槌ができません。

玄関で脱ぎ捨てられた靴下の写真や、去年の誕生日に書いてくれたホワイトボードの写真。

今朝のホワイトボードも可愛いのに、写真を撮り忘れていました。

どうしても見て欲しかった知世は、レンタルさんに家に来てもらうことにしました。

知世は歩きながら、レンタルさんに話せてよかったと話します。

今まで何度かカミングアウトしたことはありました。

他人の悪気ない言葉に、知世はモヤモヤしてしまうのです。。

知世たちが家に着くと、恋人の優季が帰ってきているようでした。

隠れて脅かそうとしていた優季は、間違えてレンタルさんに抱きついてしまいます。

酔っている優季はレンタルさんを知っていて、テンションが上がります。

優季は酒癖が悪くて、レンタルさんに絡みます。

吐いてしまった優季は、知世と一緒に謝ります。

「なんでそんなに飲んじゃったの？」と知世は言います。

遅くなってしまったため、知世はレンタルさんを玄関まで見送りました。

レンタルさんが帰宅すると、沙紀はイラストを書いていました。

沙紀に「仕事再開してもいい？」と聞かれ、レンタルさんは賛成します。

そして知世の依頼についてツイート。

それを見た神林はアンチツイートをすると、すぐにいくつものいいねが付き笑顔になります。

すると上司に呼ばれ、「来月からイベント事業部に異動になった」と言われました。

レンタルさんが起きると、沙紀は昨夜からイラストを描き続けていました。

コーヒーを淹れようとしている時、知世から依頼の相談が届きます。

『実は今朝、優季がいなくなりました』

レンタルさんはすぐに知世の家に行きます。

昨夜優季が行った飲み会で、地雷を踏まれまくっていたのです。

それでヤケ酒をしてしまった優季。

知世は探して欲しいわけではなく、話を聞いてほしくて依頼をしたのでした。

一緒に暮らしていると、飽きることがありません。

寝言やテレビに威嚇したり、布団カバーをうまく変えられなかったり…

ささいな幸せを感じることがたくさんありました。

そんな話をしていると、優季が帰ってきます。

どこに行っていたのと聞くと、知世の真似だと言います。

優季は公園で大声で惚気ていたと、知世に動画を見せます。

知世は今後もDMで、レンタルさんに惚気ることになりました。

誰に撮ってもらったのと知世が聞くと、通りがかった男性と動画を撮り合ったと言います。

それは神林で、不満をぶちまけていました。

再びレンタルさんにアンチツイートをする神林。

すぐに反響があり笑顔になるのでした。

そして知世はあの後友人にカミングアウトしました。

今回はモヤモヤすることはありませんでした。

その日の帰り道、いつもの場所に金田がいません。

レンタルさんは少し気になりました。