「MIU404」12話が実はあった！ネタバレあらすじ

完全には納得出来ない終わり方ではありましたが、「MIU404」最終回は幕を閉じてしまいました。

まだ回収していない伏線も、いくつかの謎を残しながら。

しかし実は捕まった久住はニセモノだったのです。

放送済みの物語を振り返るのではなく先の展開を読んで「MIU404」12話をどこよりも早くネタバレします。

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最終回では捕まらなかった久住が逃亡した先は？

最終話で警察を翻弄した久住の正体は明らかになりません。

しかも、久住は監獄にも病院にもいません。

黙秘を続ける男は久住のダミー。つまりニセモノでしかありません。

本当の久住はあのクルザーに隠れていて捕まっていなかったのでした。

謎の逃亡を続ける久住の行く先はどこなのでしょうか？

ここで思い出してください。

日本の検察の監視下に置かれながら、昨年暮れにまんまと海外へと逃げ去った男のことを。

彼の名は、カルロス・ゴーン。

日産自動車の元代表者だった彼が検察から告訴され、スパイ映画並みの逃亡方法でこの国を脱出しレバノンのベイルートで安穏と暮らしている実例があるのです。

フィクションの世界の久住がどうして同じ事を出来ないと言えるのでしょうか？

しかも、久住はドラッグ・ドーナツEP密売で自分の工場を持つほど潤沢な資金を手にしていたのです。

それだけの金さえあればアメリカのCIA元職員の助けも借りることくらい出来るでしょう。

そうすると、やっぱり逃亡先は政府が金で身柄を守ってくれるレバノンということになるのでしょうか。

世界にはそういう国はそうは幾つもありませんからね。

九重世人悩みを乗り越えてICPOを動かす

久住の海外逃亡が明らかになったその時、伊吹（綾野剛）と志摩（星野源）はどうなっているのでしょうか？

4機捜はもう解散でしょう。桔梗隊長（麻生久美子）も不始末の責任を取らされ処分未了の謹慎中、伊吹と志摩も転勤待ちの行く先保留中といったところでしょう。

陣馬（橋本じゅん）はまだ入院中で復帰は先の話。

たぶん、捜査1課の刈谷刑事（酒向芳）あたりが主任となって久住を追う捜査をするんでしょうね。

しかし、刑事の経験と感で捜査をする刈谷刑事にITに強く海外逃亡した犯人・久住を捕まえられるワケがありません。

それに、蒲郡（小日向文世）を逮捕する時はカッコよかった刈谷さんですが、警察庁刑事局長の息子を逮捕できるだけの腹が据わった刑事とも思えません。

ここは八方破りの動物的な感を持つ男・息吹と、顔に銃を向けられても死をも怖れない冷静さを持つ男・志摩の出番でしょう。

転勤先保留中の刑事が捜査に参加できるかどうかは別にしても、彼らには“陣馬の敵を取る！”と云う使命と大義名分があります。

そして、警察庁にすでに転勤になっている九重には、師匠・陣馬への強い感謝と共感があります。

九重は親の刑事局長・九重篤人の制止を無視してICPO(国際刑事警察機構)への協力要請を発進し、なんと！伊吹と志摩をベイルートへ派遣するのです。

危機一髪！伊吹と志摩を救ったのは？

ベイルートへ到着した伊吹と志摩に襲い掛かった最初の危難は、レバノン政府の入国保留でした。

日本の警察での所属がはっきりしない2人に、匿っているカルロス・ゴーンの捜査を疑ったレバノン政府は難癖をつけてきたのです。

「4機捜って日本の警察組織には元々無いぞ！」

「ニセモノか？」

とアラビア語で返答が難しい質問を繰り返して入国させません。

そこで、伊吹が一考を案じ、「メロンパン号」に乗る2人の姿を映した写真を見せたのです。

すると、「MIU404」ではなくレバノンでも同時放映されていたドラマ「私の家政夫ナギサさん」の最終回を見ていた入国審査官は、これは間違いなく警察車両だと2人の入国を許可したのです。

しかし、次にホテルに到着した2人に襲ってきた災難は、レバノン大爆発でした。

工場に保管されていた硝酸アンモニウム2750トンが何かの理由で引火し爆発を起こしたものとされていますが、事故はベイルートの中心街から近く170名の死者が出たと報道されています。

何故、爆薬の原料になる大量の硝酸アンモニウムが首都の近郊で保管されていたのか？引火は偏った政治姿勢の現政権への反抗との味方も広がっています。

死者のほか6000人ものけが人と30万個の家を失った大惨事に、伊吹と志摩は久住捜索の手掛かりさえもつかめません。

仕方なく、2人は久住がベイルートで頼るのはこの男しかいないと確信し、カルロス・ゴーンの邸宅のある場所を探します。

しかし、ゴーンは自分の身の安全が脅かされると警戒し、雇っていた私兵に2人を襲わせます。

捕まった後、メッタメタに殴られ港湾の片隅で銃口を向けられた伊吹と志摩。

絶体絶命のピンチ。

引き金が引かれる寸前に賊の背後から蹴りが入ります。

なんと！そこには警察学校で空手8段の猛者、陣馬耕平が立っていたのです！

そのスゴ技を見た賊の仲間は、我先にとそこから逃げ出します。

桔梗の復帰

しかし、一向に久住の行方は判りません。

陣馬を加えた3人は惨憺たる状態のベイルートの町を歩き回り、久住を探しますが言葉が全く通じない国で途方に暮れています。

そこに謹慎中であるはずの桔梗が3人の前に突然現われたのです。

それには事情がありました。

日本で突然、政権が変わったのです。

実は、海外留学生の受入団体から多額の裏献金を受け取っていた人物が政権中枢にいたことが判り報道されたため、退陣劇があったのです。

その事実があったことを知りながら捜査に圧力をかけていた刑事局長・九重篤人が辞任に追い込まれ、謹慎中の桔梗が復帰したといいます。

勇気を持って内部告発した女性がいたらしいのです。

実は桔梗ゆづる、カイロ大学を優秀な成績で卒業したアラビア語べらべらのバイリンガルでした。

九重世人と伴に桔梗ゆづるがICPO臨時捜査官としてベイルートに乗り込んできたのです。

異国の地で再び出会った伊吹、志摩、陣馬、九重、桔梗の5人は、クスクスで作ったうどんで再会を祝います。

やっぱり現われた久住の影の黒幕

桔梗のベイルートでの情報収集活動により、久住がベイルートでもドラッグの製造に関わっていることが判ります。

しかし、ベイルート大爆発によりレバノンの現政権は逃げ出してしまいこの国は無政府状態です。

麻薬取締りで、久住の居場所がわかる見通しは立ちません。

そこで、危険を承知で再びカルロス・ゴーンの邸宅近くを監視し始めた伊吹と志摩に陣馬です。

すると、旧政権の庇護を失ったゴーンが妻と伴に高級住宅街の邸宅を逃げ出す姿を発見します。

そして、後を付けて行くと、そこには車でゴーン夫妻を迎えに来た久住が現われたのです。

今や国賊とされた彼らに味方する者はいません！

タクシーで後を追う元機捜のメンバーですが、そのタクシーになんと！ドローンが追いかけて来るのです。

ドローン爆弾激突の凄まじさを知っている機捜メンバーの恐怖は唯事ではありません。

しかし、ベイルートの街中を抜けたとたん、ドローンは凄まじい爆音を放って空中分解します。

どうしたんだ！

誰もがそう思った瞬間、ベイルート市警の警官と日本の検察官が乗ったパトカーがタクシーを追い抜き、久住が運転するゴーンが乗った車を停止させたのです。

逆転！出来たことを数えろ！

レバノンと日本とは共にICPO(国際刑事警察機構)のメンバーでありながら、犯罪人引渡し条約を締結していません。

従って、相手国であるレバノンの政権が拒めば日本の警察がどうしようと犯罪人は逮捕されることはありません。

しかし、政権が変われば対応が変わることだってあるのです。

別に逮捕しなくても、犯罪人を国外追放するだけで飛行機がレバノンの領空を離れた瞬間に、入ってきた国の司法当局は逮捕できるのです。

きっと、レバノンはこの処置を取ることでしょう。

陣馬が九重に言った、

「出来ないことを数えるのではなく、出来たことを数えろ！」

の言葉が意味をここで持つのです。

まとめ

ドラマ「MIU404」は11話で最終回を迎えてしまいましたが、4機捜は永遠に不滅です！

これ、どこかで聴いた様な気が………………….。