実写ドラマ「映像研には手を出すな！」を見逃し配信でフル動画を無料視聴する方法！1話〜最終話のネタバレ・感想

芝浜高校に入学した浅草みどり。

413もの部活に、72個の研究会がある高校に、みどりは「いい高校に入学した」と感じます。

ここを舞台にアニメを作りたいと思うみどり。

しかし極度の人見知り…

生徒会では予算審議委員会が行われていました。

あまりの多さに予算をもらうのは大変です。

生徒は必ずどこかに所属しなければならない校則が。

チア部と応援部など、似たものがあるのです。

予算や部室を求め、部員たちは生徒会にお願いします。

生徒会書記・ソワンデは部員たちに厳しい言葉を言います。

そして生徒会長・透はソワンデの意見をまとめ、予算委員会は進んでいくのです。

生徒たちに話しかけられ固まっているみどりのもとに、さやかがやってきました。

「もうすぐ爆発するから離れたほうがいい」と言うさやか。

カウントダウンを始めると、生徒たちはみどりから離れていく。

みどりは「助かった」と感謝します。

ツバメは追いかけてくる人たちから逃げながら、なんとか学校に到着しました。

みどりは「一緒にアニメ研究会の見学に行こう」と、さやかを誘います。

しかしさやかは面倒臭いと断る。

一人が心細いみどりは諦めません。

なんでアニメ研究会に入りたいのか聞かれ、「アニメが好きで作りたいから」と答えるみどり。

みどりが持っているスケッチブックには、いろんなアイデアが書き留められていました。

人気読者モデルのツバメは、登校早々生徒からサインを求められます。

屋上からそれに気づいたさやかは、みどりに教えます。

しかしみどりはそんなに興味がありません。

お金が大好きなさやかは、ツバメで一儲けできないかと考え始めます。

そこでみどりに「彼女と友達になって」と言います。

ツバサが財閥令嬢だと言うことを、さやかは知っていたのでした。

財閥はGHQに解体されたが、そこから生き延びた財閥がいるかもと話すさやか。

GHQ、隠れた財閥、身分を隠した少女。

その設定は面白いと思い、みどりは「それでアニメを作ろう」と提案します！

しかしさやかは乗り気ではありません。

みどりが諦めずにアニ研に誘うので、さやかは音曲ビン牛乳4本で手を打ちました。

さやかを連れて視聴覚室にやってきたみどり。

あまりの人の多さに、少しでも人のいない場所に行こうとする。

逃げ回っていたツバメも、視聴覚室にやってきました。

アニ研の作品を、目を輝かせながら見ていくみどり。

どこがすごいのか熱く語り出すみどりですが、さやかはイマイチ興味が湧きません。

すると隣に座っていたツバメが、「音はいいけど動きがイマイチね」と言います。

グイグイとみどりたちに話しかけてきて、みどりの迷彩柄の帽子を借りようとします。

ツバメを追いかけている男たちが、視聴覚室にやってきました。

さやかが帽子を渡し、ツバメはノートをみどりに預け再び逃げ出します。

目の前で起きていることに、みどりはワクワクします。

さやかと一緒に、ツバメの後を追いかけることにしました！

一生懸命逃げるツバメと、必死に追いかける男たち。

みどりはノートにアイデアをスケッチしていきます。

「部活動ぐらい好きにさせて」と叫ぶツバメ。

そこに予算委員会で活動停止になった応援部が乱入し、さらにみどりのアイデアは溢れていきます。

活動停止期間中なのに応援をした応援部を取り締まりに、警備部と生徒会の九がやってきました。

ストーリーのアイデアを、どんどんスケッチブックに描い止めていくみどり。

なんとか逃げようとするツバメですが、逃げ場がなく追い込まれてしまいます。

するとツバサは川に飛び込みました！

みどりはまさかの展開に驚いてしまいました。

泳いで逃げるツバメに、浮き輪を投げて渡すさやか。

3人はコインランドリーに行き、そこで追いかけていたのが使用人だと知ります。

親から役者になれと言われていると話すツバメ。

「このスケッチブック見ていいですか？」と、さやかが聞きます。

ツバメが「いいよ」と答えたので、みどりは中を見ることに。

そこにはみどりが苦手な人物画が、たくさん描かれていました！

「将来アニメーターになりたい」と話すツバメ。

ツバメが「浅草さんも絵を描くの？」と聞くと、さやかはみどりのスケッチブックを勝手に渡します。

みどりが描いているのが、イメージボードと設定画だと気付きました。

設定画とかを描く人と出会ったのは初めてでした。

初めて気づいてもらえて嬉しくなったみどりは、「小学生の頃からアニメが作りたくて」と明かします。

ツバメが描き途中だった絵に、みどりは背景を書き足していきます。

2人は楽しそうにアイデアを出していきます。

「最強の世界を描きたい」と話すみどり。

その世界を描くためにアニメを作りたい、だから設定が必要なのです。

アニメーションにリアルさを求めるツバメと、アイデアが止まらないみどり。

2人は楽しそうにイメージを共有していきます。

そんな2人を、さやかは見守ります。

「3人ならできる」とさやかは思いました。

初めて最強の世界を見たみどり。

さやかはツバメに、「みどりとアニメを作りませんか？」と誘ったのでした。

みどりのいう最強の世界を見た3人。

さやかは「一緒にアニメを作ろう」とツバメを誘います。

ツバメが親にアニ研に入るのを反対されているなら、自分たちで新しい部を作る。

アニメには詳しくないさやかだが、そのほかのサポートをするといいます。

人気読者モデルのツバメがアニメを作れば、商売になると思っていたのでした。

生徒会による、新しい部活を作ろうとしている生徒との、設立のための話し合いが行われていました。

今ある部と本当に被っていないのか、生徒会は確認していきます。

新しい部の設立を認めてもらうのは、かなり難しいのです。

ツバメとみどりの前で号外が配られ、2人ももらいにいきます。

しかしそれは新聞部から独立した、号外部の練習でした。

そこにさやかも合流し、生徒会への新たな部の申請をしに行くことに。

人見知りのみどりは、「いざやるとなると…」と立ち止まったまま。

みどりに「親に反対されているのに、部活をやるのがバレたら」と言われ、バレたらまずいとツバメは気づきました。

うだうだ言うみどりを、さやかは強引に連れていきます。

生徒会長から「何をやりたいのか」聞かれ、ツバメは思わず「アニメ」と答えてしまいます。

さやかが「映像です」と答えると、生徒会長はすでにある映像系の部活をあげていきます。

「本当に競合しないのですか？」と聞かれ、さやかは「映像研究同好会です」と答えます。

さやかは映像の多様化を語り、「唯一無二の活動をします」と伝えます。

その後もさやかは他の部と被っていないことを、アピールし続けます。

ソワンデは「いいでしょう、大事なのは次だ」と言います。

生徒会長は「活動を一週間の期間限定で認めます」と話します。

認可条件は顧問の認定と、活動内容を示す資料を持ってくること。

さやかのいう映像研究同会は、生徒会を黙らせるための口から出まかせ。

みどりに「アニメは作れるのか？」と聞かれ、さやかは「アニメも映像でしょ」と答えます。

ツバメたちは喜びますが、さやかは慌てて2人を止めます。

一週間以内に活動を示す資料を作らないといけません。

「できますか？」とさやかに聞かれ、2人は「無理」と答えます。

実写でもなんでもいいから、唯一無二の映像を作らなければ…

さやかはまず顧問を見つけることにしました。

3人は職員室に行き、ツバメは大きな声で「顧問になってくれる先生いらっしゃいますか？」と尋ねます。

スルーされてしまいますが「暇な先生いらっしゃいますか？」と聞くと、髭面の先生が3人の前にやってきます。

何部なのか聞かれさやかが答えていると、「いいよ」と言ってくれました。

部室の空きも持ってるからと。

3人はお礼を言い、無事顧問が藤本先生に決定しました。

しかし部室は活動成績によって割り与えられるので、活動実績がない映像研には…

生徒会長も遠すぎて、見たことがないのでした。

さやかはあまりのボロさと遠さに頭を抱えますが、2人は嬉しそうに中に入ろうとします。

あと一週間で生徒会に提出する唯一無二の資料を提出できるのか…

中に入ると、みどりは嬉しそうにいろんなところを見て回ります。

さやかは活動実績の資料を作るため、スマホで動画を撮っていきます。

ツバメは「広くていいね、ソファとかテレビを置こうよ」と楽しんでいました。

そんなお金がないのに、ここにこれを置こうよと想像を膨らませます。

するとみどりが「甘い、大事なことは秘密基地でしょ」と叫びます。

みどりは熱く語り出し、さやかの声はもう届きません。

みどりはここで開発されたのがプロペラスカートだと、2人にアイデアを語ります。

さやかに止められ落ち込むみどり。

「ああなると災厄を招きます」と、さやかはスマホで動画を撮り始めます。

みどりが体重をかけた手すりが外れ、そのまま下に落ちてしまいました。

それから一週間後、生徒会との約束の日がやってきました。

生徒会長は「唯一無二の部活だとわかる資料を提出してください」と言います。

しかしみどりとツバメは何も答えず、立ったまま。

生徒会長が「無いの？」と聞くと、2人はただ頷きます。

これがさやかの考えた丸腰最強説でした。

さやかはモニターを出し、今放送されている情報番組を生徒会に見せます。

衝撃ニュースのコーナーになり、この前撮ったみどりが落ちる映像が流れます。

さやかは「生徒会の皆さん、この長い歴史の中で生徒の作ったものが公共の電波で流れることがありましたか？」と話します。

どの部活とも類似しない、唯一無二の映像が映像研だと。

ソワンデは「良いんじゃないか」と言い、九も笑っています。

生徒会長は「映像研を同好会として仮認可します」と話します。

ツバメは喜びますが、さやかは”仮”という言葉が引っかかりました。

2ヶ月後の予算審議員会でなんらかの活動実績を発表し、その結果で正式に認可するか決まることに。

3人は無事、映像研として活動できることになりました。

生徒会長が校内放送で、今年の予算審議委員会の詳細が決定したことを放送します。

団体増加に伴い、今年はより厳しく活動実績を査定することになりました。

部室を手に入れた映像研。

正式に認められるためには予算審議委員会で活動実績をみせ、生徒会を黙らせなければなりません。

しかし部室はボロボロで、アニメをかく文房具もありません。

この前のみどりの落下映像がテレビ局に3万円で売れたと、さやかがお金を見せます。

「これは映像研の活動費用です」とさやかが言います。

大事なのは3万円をどこにどう振り分ければ、アニメが完成するのか予算配分を考えていきます。

さやかはアニメ制作に詳しくないので、みどりとツバメの意見を聞いていきます。

企画から絵コンテまではみどり、レイアウトから動画がツバメ、背景はみどりの担当になるようです。

2人は「その前に」と何かを企んでいるようです。

ツバメの使用人達に、ソファを運び入れさせるツバメ。

運び入れたソファをみどりは気に入りました。

だらだらしている2人に、「時間がないんですよ」とさやかが喝を入れました。

映像研はアニメを作る前に、まずは部室を綺麗にすることにしました。

老朽化したままでは色々不備が出るので、まずは修繕をすることに。

必要なものを買い揃えた結果、3万円は消え小銭が少しだけになってしまいました。

すぐ脱線してしまうみどりとツバメを、さやかは厳しく怒ります。

さすがのみどりもしょんぼりし、板を持って壁の修繕を始めました。

「浅草さんてすごいよね」とツバメが言います。

壁の修理は大変なのに、他人のために率先してくれるみどり。

さやかは「楽しいからやってるんですよ」と話します。

みどりは利己的な人間で、作業が大変とかは考えていない。

ただドリルが使えるのが楽しいから、作業を楽しんでいるのです。

やっぱりいつもの妄想に入ってしまい、宇宙船の修復をしていると話すみどり。

さやかが「降りてこい」と言っても、みどりの妄想は止まりませんでした。

とりあえず一通りの修繕が終わりました。

「これで企画できますね」とさやかが言います。

しかしツバメは「頑張ったら打ち上げでしょ」と言い、みどりと一緒にビン牛乳とお菓子を鞄から出し始めます。

さやかが「時間がないんですよ」と言っても、ツバメ達は「机がな〜」と言い出しました。

アニメ専用の机が必要で、あれば喜んで描くのにと。

さやかが顧問・藤本先生に相談することに。

古い建物があって、そこにあるものはなんでも使っていいと言ってもらえます。

まさかの動画机があると言われます。

動画机だけでなく、他にも必要な文房具とかも残ったままでした。

ツバメはアニメ作りに必要な紙や道具を、さやかに説明していきます。

みどりは机から、風車が書かれた原画を見つけ出します。

「もしかしてこれは、昔のアニメ研の置き土産では？」と言います。

3人でその原画を見ていると、「動きがカクカクしているというか、地味というか」とツバメが話します。

そこで少し書いてみることに。

「構造的にはどうなの？」とツバメに聞かれ、「風だと思う」とみどりが言います。

風車は回っているのに、風を感じないと。

何か周りに舞うものがあれば風が見える…

しかし書けないと言うみどり。

円錐に扇型のものが斜めについた上で、ねじれて回転する。

さらに後で書いて合成すればいい背景を、全部の動画に書かなくてはいけないと。

「とりあえず今日のところはお宝ゲットってことで」と、みどりとツバメは動画机を運ぶことにしました。

そこから一週間が経ちましたが、アニメ制作はほとんど進んでいません。

部室には動画机が置かれていますが、肝心の2人の姿がありませんでした。

みどりとツバメは川で生き物を捕まえていました。

するとそこに上水道部と、下水道部がやってきます。

どの部も予算審議委員会で活動実績を上げるために、必死なのでした。

「すごい怖い人に怒られた」と落ち込むみどり。

さやかは2人に膨大なフローチャートのスタートに立ったばかりだと話します。

あとは企画して描くだけ。

それでも描こうとしない2人をさやかが怒ると、「今頭で描いてたんだよ」と言うみどり。

企画やシナリオがないととツバメも言い出します。

「そうですね、なので私が素人ながらに考えてみました」とさやかがメモを出します。

驚く2人に、やらないから私が考えるしかないでしょと。

とりあえずみどり達は、さやかの話を聞いてみることにしました。

さやかが考えたシナリオを読み始めると、2人は悪くないと聞いていきます。

しかしちょっとしたことが引っかかりました。

なんだかどこかでみたことがあるような…

なんとかさやかを言いくるめ、みどり達はいったんその話を置いておくことにします。

「もう一つ案を用意しています」と、さやかは別のシナリオを読んでいきます。

どこかで聞いたことのあるストーリーで、みどり達は慌てて止めます。

「あんた達が考えない以上、私の考えた話を描いていただくことになります」とさやかが言います。

さすがに危機感を感じたみどり達は、やっと企画を考え始めました。

なかなかみどり達が思いつかないでいると、さやかはいろんなアニメのことを話そうとします。

さすがに耐えきれなくなり、みどりは自分のスケッチブックをさやかに渡しました。

「これで勘弁してくれ」と言うみどり。

3人はみどりのネタ帳を元に、イメージを膨らませます。

舞台が決定し、戦車が登場するところまでは決まりますが…

「その戦車が何をするんですか？」とさやかに聞かれますが、みどりは答えられず困ってしまいます。

するとツバメが「鉄の槍に立つガスマスクの少女」と登場人物を答えます。

2人のイメージが重なり、想像が再び動き出します。

戦車と少女が戦うストーリーをなんとか書き終えることができました。

みどりとツバメは手応えを感じていました。

これがツバメ達がみどりをみた最後になったのでした…

ついに始まった予算審議委員会。

他の部の様子を見学していましたが、みどりは圧倒され気絶してしまいます。

プロレス同好会は追加予算を認められませんでした。

ソワンデと九は容赦ありません。

「相応の覚悟を持って、アニメ作りに取り掛かってください」とさやかは言います。

みどりはフラフラしながら、一人でトイレへ向かいました。

みどりを探すツバメとさやか。

「やつのせいで一週間を無駄にしました」と、さやかはカレンダーを見ます。

みどりの絵コンテがないと、これ以上作業は進められません。

さやかはみどりの家に突撃し連れてこようとするが、それじゃダメだとツバメが止めました。

失踪したのは予算審議委員会が理由か…

「そんなに人見知りなの？」とツバメが聞きます。

普段は妙な言葉遣いで、心を守っているとさやかは言います。

さやかとみどりが出会ったのは3年前。

体育で2人1組を作る時、さやかは相手が見つからず先生に声をかけられます。

先生の誘いを断り、校庭の隅にいたみどりと強引に組むことにしました。

放課後一人でいるみどりに、さやかは「そこの友達が欲しい人」と声をかけます。

一緒にモノレールに乗ることに。

初めて乗るモノレールに、みどりはアイデアが溢れ出しスケッチブックに書き留めていきます。

人混みが苦手なみどりは、誰かと一緒に乗りたくて今まで電車に乗ったことがないのでした。

その話を聞いたツバメは、「探そう」と言います。

みどりはきっと戻ってくるから…

みどりの写真をいろんな部活の人に見せ、居場所の手がかりを探していきます。

スナック部やバーテン部などで情報を聞いていきました。

2人は最悪の場合みどりが死んじゃうかもと、早く見つけ出そうとします。

さやかが校舎内を探していると、九が「私は映像研嫌いじゃないよ」と声をかけてきました。

作業を進んでるか聞かれ、「うるさい、今それどころじゃない」と怒るさやか。

さやかの迫力に、さすがの九も驚きます。

結局みどりを見つけられませんでした。

2人は銭湯に行き、ビン牛乳を飲みます。

「声帯模写部の田辺くんが狸の鳴き真似をしていたら、そしたら浅草さんが学校の外に走っていくのを見たって」と話すツバメ。

狸の鳴き声を聞いたのに無視するなんて、いつものみどりなら考えられません。

「それは手付金です」と、さやかはビン牛乳のことを言います。

カバンからイラストを出し、ここからアニメにできるかと聞きます。

絵コンテも監督もなしでできるか聞かれ、「難しいよ」とツバメは答えました。

でも不可能ではない…

ツバメはみどりのような壮大な世界は描けないと言います。

「きたる予算審議委員会のため、するべきリスクヘッジの話です」というさやか。

もしみどりが死んでいたらと真剣に話をしていると…

なんと銭湯の広場で、みどりはアニメを見ていたのでした！

驚く2人に名作だと、その作品の魅力を語り出します。

さやかたちは「アニメを見ていたの？」と怒ります。

いろんな部活を回っていたのはテレビがあったからで、でも人が来るのが嫌だったのです。

家ではチャンネルの争奪戦になるからと、みどりは銭湯でアニメを見ていたのでした。

みどりはアニメ書く気満々。

「コナン見てたらアイデアが湧き出して」と言います。

2人にそのアイデアを出せと怒鳴られ、みどりは頭の中のアイデアを紙に出していきます。

みどりはすごい勢いで絵コンテを描いていきます。

ついに絵コンテが完成しました。

みどりは背景を、ツバメはアニメーションの作業を進めていきます。

絵コンテはほぼ終わり、レイアウトの作業です。

スキャン、色指定、撮影、エフェクトなど、まだまだ作業は残っていました。

「わしらのような自主制作なら、ここが八合目よ」というみどり。

つまりツバメの動画と、みどりの背景があればほぼ完成のようなものなのです。

段取りの確認をしていると、生徒会長の校内放送が流れます。

外野部と内野部が野球部に戻ることになり、予算審議委員会の順番が変更に。

6月27日を予定していた映像研などの部活が、2週間後の5月30日に変更になってしまいました。

思わず3人は叫んでしまいます。

さやかは白目をむいて気絶。

これがさやかを見た最後でした…

予算審議委員会の順番が変更になり、映像研は2週間後になってしまいました。

疲労で体調を崩し、さやかは寝込んでしまいます。

「プロデューサーなのにたるんでる」とみどりは言います。

なぜこのタイミングで体調を崩したのか、２人は原因を考えてみますが…

自分たちが原因だとは思ってもいません。

「私達にできることやるしかないよね」と言うツバメ。

アニメ制作はすでに動画の段階まで進んでいるので、2人の気持ちには余裕があります。

2日後、みどりとツバメの表情は暗くなっていました。

さやかは1日に作業できる量を計算し、予算審議委員会までギリギリだと思っていました。

「金森さんどうしてるかな」とツバメが言います。

さやかに早く戻ってきてほしい2人は、そのために何かやれると思います。

そして2人はやる気を取り戻しました。

3人のグループラインでさやかが『どうですか？』と送ります。

みどり達から『頑張ってる』と返事がきました。

夜さやかが目をさますと、枕元にはみどり達からの差し入れのビン牛乳がありました。

まだみどりとさやかが出会ったばかりの頃、「葉っぱを金に変えませんか？」とさやかは声をかけます。

そして2人は河原に行き葉っぱを集め、一緒にモノレールで帰ります。

友達ではなく、持ちつ持たれつの関係だと言うさやか。

その葉っぱを旅館に届け、さやかはお金に変えていたのです。

さやかはそんな昔のことを思い出しました。

さやかが進捗を聞くと、ツバメが覚醒したと返事が。

100枚突破と返事がきて、「頼みますよ」とさやかはつぶやきました。

復帰したさやかが2人が進めたと言う絵を見ていきます。

どれも休む前に見たものばかり…

「何してたーこの5日間何してた」とさやかが怒ると、「笹とってた」とみどりが答えます。

笹とって売って牛乳を買い、それをさやかに届けていたのです。

「元気になってもらおうと思って」と言うツバメ。

さやかは「違ーう」と怒鳴りました。

「唯一無二の映像ってやつを見せてもらおうか」とソワンデが言います。

さやか達は制作したアニメを再生しますが、一瞬で終わってしまいました。

ソワンデが「生徒会が瞬きしてる間に終わる作品に金を出すの？」と言ってきます。

このままではそうなるんだと、さやかは2人にこの状況がどれほどヤバいか伝えます。

今完成しているのはたった5秒。

それでもみどり達は完成度の高さにテンションが上がります。

「こだわりはいい、内容より派手で目立つものを手間をかけずに作ってください」とさやかが言います。

するとツバメがガスマスクの少女の動きを実演していきます。

「これが私の描きたいアニメーションなの」と言います。

さやかが求めているのは派手、ツバメが描きたいのはリアル。

目の前で言い合いを始めた2人に、みどりは圧倒されてしまいます。

「妥協のないものを作ってください、24時間労働で動画をかけ」と言うさやか。

ツバメは9日間も徹夜は無理だと言い返します。

するとみどりが「10秒くらい増やしました」と言ってきました。

背景だけのカットを入れたのでした。

「私たちのこだわりは？」と驚くツバメに、みどりはからくりを教えていきます。

爆発シーンのアニメを使いまわします。

しかし出来上がっているのはガスマスクの少女が走るシーンまで…

「人物も背景もよっこいしょ」と、みどりは使いまわしていきます。

ツバメはダメだと反対しますが、さやかも「いいんです、素人にはわかりません」と言います。

つなぎ目がカクッとしてしまうが、そこにはシャッターを入れごまかしました。

アニメーションにリアルさを求めるツバメは納得できません。

ガスマスクの少女のメインカットの編集を始めるみどり。

「描いた動画を大きくトリミングする勇気」とみどりは言い、少女のスカート部分をアップで映します。

ズームで使いまわすことにしたのです。

少女の顔やマスク部分なども、どんどん使いまわしていくみどり。

「私のアニメーションに手を出すな」とツバメの叫びが悲しく響きました。

26カット47秒まで増やすことができました。

「これだけだと肝心のストーリーがわからない」と言うみどり。

「でもインパクトはありますよね」とさやかが言います。

ストーリーがわからなくても、このアニメはかっこいい。

時間が少ない状況に、「今回ストーリーは切り捨てましょう」とさやかが言い出します。

みどりにはあがった素材をいい感じで編集してもらい、予告編のように仕上げてもらうことにしました。

さやかとツバメがうまくみどりを乗せていきます。

「9日後の予算審議委員会はハッタリでいきましょう」と言うさやか。

ツバメは使用人達に順調か聞かれ、浮かない表情で「うん」と答えました。

さやかが帰ろうとしていると、ソワンデが「どうだ？」とやってきました。

「映像研の活動が、今教師の間で話題になっている」と話すソワンデ。

ソワンデに「理由がわかるか？」と聞かれ、「何も問題ありませんので」とさやかは答えます。

机の上に『エイゾウケンハイブ』と書かれたメモがあったのでした。

生徒会にたくさん届いた『部活動不審行動報告書』。

全て映像研へのものでした。

さやかは「いよいよ明日ですね」と、2人に作業の進み具合を確認します。

今日中になんとかなりそうで、さやかは安心します。

みどりは一人でブツブツ言いながらイメージを膨らませていきます。

「しまった」とさやかは気づきますが手遅れでした。

みどりは「やり直しじゃー」と叫び立ち上がります。

今までためていた不満が爆発してしまい、ツバメは書いた作品を壊してしまいます。

「こんなの最強の世界じゃない、やり直しじゃー」と叫ぶみどり。

さやかは予算審議委員会は明日だと言っても、みどりは知らんと言います。

「そんなもん許可できるか」と、さやかはみどりに掴み掛かりました。

みどりはアニメを描くことしかできないと話しだします。

「わしゃやるど」と言うみどり。

意見を求められたツバメは「アニメーターの本領発揮は締め切り時間を過ぎてから」と言います。

さやかは2人の意見に反対します。

「吐いた唾は飲まんでくださいよ」と言うさやか。

アニメーションのことは知らないけど、サポートをするとさやかは前に言いました。

しかし流石に今回は受け入れられず、さやかは部室から出ていきました。

「本当にやるの？」とゲバラに聞かれ、さやかは「できるんですか？」と聞き返します。

それ相応の代償を払うように言われます。

さやかは「言うだけ言ってみてください」と言いました。

5時になり校内放送が流れます。

みどりたちは作業が間に合わず、持って帰って作業をする事にしました。

しかし動画机などの機材がなく、2人は間に合わないと焦っています。

するとさやかが「学校でやりましょう、徹夜します」と言いだします。

親にはさやかの家で勉強していると言うように伝えます。

下水道部に協力してもらい、地下の貯水トンネルから校舎に下まで行きます。

そして今度は上水道部に協力してもらい、さらに校舎の中に入り込んで行きます。

予算審議委員会に向けて、夜遅くでもいろんな部活が活動しているのでした。

3人が部室に戻ると、顧問の先生が待っていました。

「いいんですか？」とさやかが聞くと、「僕も怒られちゃうからね」と言い帰って行きました。

今のことは忘れて、3人は作業を始めます。

朝になりやっとツバメの作業がひと段落しました。

さやかがスキャンをしていきます。

そして予算審議委員会が始まりました。

映像研はギリギリまで作業をしていきます。

ついに映像研の順番が回ってきました。

しかし会場に映像研は現れません。

透が「映像研究同好会は不在のため、次の」と言った時、プロレス同好会が入ってきます。

プロレス同好会は呼ばれたからきただけだと、資料を見せます。

しかし生徒会は呼んでいません。

他にも野球部が入ってきて、警備部と取っ組み合いになってしまいます。

会場はかなりカオスな状況に…

その様子をみどりたちは画面で見ていました。

少しでも時間稼ぎをして、その間に作業を進めるつもりなのです。

作業を一通り終え部室を出ると、外にツバメの使用人たちが車で待ってくれていました。

ソワンデの元に、全ての部活が予算審議委員会に召集されていると報告が入ります。

使用人に「できましたか？いい実写作品が」と聞かれ、ツバメは「すごくいい実写だよ」と笑顔で答えました。

ゲバラは予算審議委員会運営本部にメッセージを送ります。

それを男子運営部員はソワンデに伝えます。

『エイゾウケンニハテヲダスナ』

それを聞いたソワンデはブチ切れました。

今から18時間前、さやかとゲバラはある交渉をしていました。

「水崎ツバメとのツーショットだ」とゲバラは条件を出してきます。

そして無事交渉成立したのです。

映像研が予算審議委員会にやってきました。

「今日皆さんをお呼びしたのは、通告のためです」と透が言います。

教師陣と生徒会で話し合いの結果、映像研の発表は中止になったのです。

数々の問題行動や疑惑などを踏まえた結果だと話す透。

ソワンデは「忠告したはずだぞ」と言います。

さやかは納得のいく説明を求めます。

アニ研が部活説明会のアニメを上演中、映像研がその邪魔をしたこと。

学校から提供された部室を壊し、その動画をテレビに投稿し学校のイメージを下げたこと。

さやかが問題はないと答えます。

「部室が壊れたのは学校側の責任、私たちは大怪我をするところだった」とさやかは言います。

学校側の問題、不祥事だとさやかはアピールします。

ソワンデはそれを認め、今後は改善すると言いました。

「映像研は唯一無二の映像を作ると言うことで活動を承認した、今日は何を披露するんだ？」とソワンデが言います。

ツバメがアニメーションだと言うと、生徒会から反対されてしまいます。

部活動の認可もできないと言われてしまいました。

落ち込むさやかとツバメ。

すると2人の陰に隠れていたみどりが「ちくしょう」と叫び前に出ます。

「グズグズ文句ばかり言いやがって、問題ありまくり？どれもこれもアニメ作るのに必要な苦労だったんだ」と叫ぶみどり。

みどりはアニメへの思いを、涙ながらに訴えます。

透に「映像だけなら流して結構です」と言ってもらえました。

作ったアニメを初めてみんなに見てもらえます。

その場にいた全員がアニメに夢中になっていました。

アニメが終わると、拍手が沸き起こります。

九は「こいつら予算なくてもやるタイプじゃん」と言います。

透はソワンデたちの表情を確認し、「映像研の皆さん」と話しかけます。

しかしみどりたちはアニメへの反省に夢中で、透の声が届きません。

透は諦め「映像研の活動を正式に認可します」と言いました。

みどりは「なんか面白くなってきた」とワクワクしていました。