遂にドラマ「俺の家の話」のさんたまプロレスのリングにスーパー世阿弥マシン(長瀬智也)が登場です。
必殺技は親不孝固め。
相手をフォールに持ち込むのではなく、勝負はギブアップで決めます。
ドラマ「俺の家の話」スーパー世阿弥マシンの必殺技親不孝固めとは寿一(長瀬智也)のどんな思いが込められた技なのかを絞殺しました。
必殺技親不孝固めとはどんな技?
これまですでに2回スーパー世阿弥マシン(長瀬智也)はさんたまプロレスのリングに登場しています。
1度目はスーパー世阿弥マシンのデビューの時。
登場は組まれた試合ではなく乱入でした。
スーパー多摩自マン(勝村周一朗)とプリティ原(井之脇海)とのマッチ戦途中でスーパー世阿弥マシンが突如乱入し、空中殺法を交えた飛び技で2人ともマットに沈ませたのです。
そして、2度目が大田区みらいスポーツセンター中央体育館で開催されたさんたまプロレスのメインイベントです。
この日は、それとは知らない観山寿三郎(西田敏行)とさくら(戸田絵梨香)も観客として初めてプロレス観戦に来ていました。
そこに登場したのが寿一扮するスーパー世阿弥マシン。
今日は、プリティ原(井之脇海)と対決です。
いつものように白装束で現われたスーパー世阿弥マシンでしたが、マスクの上に万媚(まんぴ)のお面を被っています。
「なんで万媚(まんぴ)なんだろう?」といぶかしがる寿三郎。
さくらは、「まんぴって何?」と寿三郎に聞いていますが、「あとで教えてあげる」と流されています。
そして試合はプリティ原の強烈なキックにスーパー世阿弥マシンが体幹の強さを示す踏み足で対抗。
思わず寿三郎の口から「体幹がいいなあ」の声が漏れます。
一度はプリティ原の体当たりでマットに敲きつけられ動かなくなったスーパー世阿弥マシン。
寿三郎の「立ち上がれ!」の応援で跳ね起きます。
動きが変わったスーパー世阿弥マシンが繰り出すスピード感溢れた技の数々が炸裂。
遂に、コーナーロープに登ったスーパー世阿弥マシンが、自からの体を投下させる空中技でフォール寸前までゆきます。
しかし、ここは逃れたプリティ原。
いつもなら相手が反撃に転じるシナリオ。
しかしなんと!ここで早くもスーパー世阿弥マシンのラリアットがプリティ原の胸に命中。背中から飛んで倒れたプリティ原の足を取り、スーパー世阿弥マシンは必殺技・親不孝固めに入ったのでした。
親不孝固めとは、サソリの様に逆立ちさせた相手の足をクロスさせ腕を差し込んで固めるサソリ固めの変形で、ここで相手の“スネをかじる“パフォーマンスを入れた技です。
“スネをかじる“ = 親不孝 という発想。
実の親・寿三郎が観ている前と知って出せる技ではなかったのですが……..。
相手は寿一だと知りません。
親不孝固めは寿一が編み出した技?
ドラマでは、練習の際に堀コタツ(三宅弘城)から技の名前を聞かれて寿一が「親不孝固め」と答えていることから、寿一が編み出した技という設定です。
しかし、寿一の親不孝固めのフィニッシュにある噛み付くシーンを見て、あの人を思い出さないプロレスファンはいないでしょう。
その人の名は、フレッド・ブラッシャー。
“ヴァンパイヤ“と呼ばれ、反則の噛み付き技を得意としていた元NWA世界ヘビー級チャンピオンです。
1962年4月23日、日本にやってきたブラッシャーは、チャンピオンベルトを奪われた力道山には雪辱戦で破れたものの、27日のタッグマッチでグレート東郷に噛み付き大流血を引き起こします。
何と!その時、事件はリングの外で起こったのです!
それは試合をテレビで見ていた老人2人(一説には11人)がショック死するという信じられない事件でした。
そのことで、実況放送した日本テレビのプロデューサーが国会に呼び出されるというプロレス界にとって歴史的な不祥事にもなっているのです。
フレッド・ブラッシャー自身は、奥さんが日本人でもあり親日家ですが、日本のプロレスファンにとっては忘れられない記憶に残るレスラーの一人であるに違いありません。
親不孝固めをドラマで創作した際に、サソリ固めが長州力の決め技であったことから、ブラッシャーを思い出して長州力がアドバイスを加えた可能性はあります。
スーパー世阿弥マシンの能面万媚(まんぴ)とは
大田区みらいスポーツセンター中央体育館のプリティ原との試合でスーパー世阿弥マシンが、能面の万媚(まんぴ)を付けて登場したのは何故でしょう。
万媚(まんぴ)というのは、媚(こび)の字が入っている通り、すこし艶(つや)のある遊女や妾などの登場人物に使われる能面です。
その代表的なものは世阿弥が創作した演目「班女(はんにょ)」に登場する班女(花子)。
遊女の身でありながら都落ちした吉田の少将と契りを結び、扇を取り交わして(交換して)以来、恋しさで狂わんばかりの日々を班女(花子)は送るのです。
吉田の少将も同じ思いで過ごす日々。
任務が明けて京に戻った吉田の少将が交わした扇を確かめ再び出会うのが班女(花子)。
というストーリーです。
寿一が万媚(まんぴ)の能面をスーパー世阿弥マシンのお面に選んだのにはそれなりにワケがありそうです。
寿三郎の前で炸裂した親不孝固めへの寿一の思いとは
ところでスーパー世阿弥マシンに扮した寿一が、実の親・寿三郎の目の前で親不孝固めを炸裂させた思いは何だったのでしょうか。
・ 長い間、寿三郎の期待を裏切り“能の宗家“という重荷から逃げていた親不孝を恥じる気持ちを自嘲する思いもあるでしょう。
・ 介護ヘルパーの助けを借りなければ、寿三郎の介護も満足に出来ない情けなさを親不孝と自分を卑下する気持ちもあるでしょう。
・ 妻からも逃げられ、息子に背中を押されなければ自分の決心が付かないふがいなさを寿三郎の血を継ぐものとして親不孝と感じたのかも知れません。
しかし、寿一がもっと自分を親不孝だと思わざるを得ないのは、寿三郎が心の支えにしている婚約者のさくら(戸田恵梨香)に、寿一が救われていることです。
金銭的なことだけでなく、介護の指導役というだけでなく、家族をまとめる役割の長男の寿一が頼らなくてはならないのが、たくさんの人の終末を看てきたさくらだということに親不孝だと感じているのです。
それが、親不孝固めという技に込められた寿一の思いなのです。
まとめ
ドラマ「俺の家の話」で、スーパー世阿弥マシンの必殺技親不孝固めとは、終末を迎える父親・寿三郎への、寿一の懺悔の気持ちの現われだったのです。
それでも、フレッド・ブラッシーは永遠に不滅です!
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