「遺留捜査第6シリーズ」パペット人形ってマリオネットとどう違うの？

ドラマ「遺留捜査第6シリーズ」2話で糸村刑事（上川隆史）が見つけた被害者・姫野美那子（加藤貴子）が遺した遺留品はパペット人形でした。

誰もが疑問に感じたのは、登場していたパペット人形ってテレビの人形劇でよく観るマリオネットとはどう意味が違うの？　マリオネットではダメなの？ということ。

遺留品としてパペット人形が選ばれた理由を考えてみました。

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糸村がパペット人形に謎が隠れていると思った理由

いつものように自転車に乗って糸村は遅れて現場にやって来ました。

もうすでに遺体が運び出され指紋も採取された後では、主だった押収すべき物は何も残っていません。

それでも、糸村の触覚が反応し謎を感じたものがありました。

姫野美那子のカバンに仕舞われていたパペット人形です。

被害者の持ち物が押収されずに現場にあったのも不思議ですが、それよりも糸村はなぜパペット人形に謎が隠れていると思ったのでしょうか？

もちろん糸村自身がドラマのセリフで言っている様に、

「姫野美那子は独身で子供がいなかったのにパペット人形がカバンの中にあったのはなぜだろう」

と思ったことが、パペット人形を事件に関わる重要な遺留品と考えた理由ではあります。

糸村さん、パペット見たとたん、自分もパペットみたいになっちゃってるじゃん😅#上川隆也 #遺留捜査 pic.twitter.com/zbUhnf18Vp

— 佳音 (@TKanon0507) January 21, 2021

しかし、子供がいなくても人形が好きの人が趣味で集めている例も普通にありますし、それがカバンに入っていても取り立てて追跡捜査をするほどのものでもありません。

それでも、糸村を自転車に乗って走らせた謎が隠れていると感じた理由とは何だったのでしょうか？

#遺留捜査　パペット捜査し過ぎｗ糸村さんｗ

— 【破】人生既に事故【滅】 (@s_goin325) January 21, 2021

それはきっと大きく口を開けたパペット人形の顔の造りが、何かを訴えかけるように糸村には見えたからに違いありません。

もし、その遺留品を作った人の気持ちが込められたものだったり、怨念や憎悪が乗り移った怖いものだったり………だったら以前にも登場していましたね。

ところが、このパペット人形にはその主が発する謎すらも糸村には感じられ無いのです。

そこで、科捜研の村木にパペット人形の鑑定を依頼し、やっと隠れていた謎の正体が見えてくるのです。

その謎とは、姫野美那子が離婚した夫との間に産んだ自閉症の息子の存在でした。

パペット人形ってマリオネットとどう違うの？

パペットは様々な形をした操り人形の総称です。

ですから糸で操るもの、人形浄瑠璃のように棒で操るもの、指や腕で操るものなどもすべてパペット人形です。

マリオネットはその内、糸で操るタイプのものの呼び名なのです。

「遺留捜査第6シリーズ」2話で登場したパペット人形は、腕を入れて操るタイプでしたが、特徴はこのパペットを使って声のモノマネが出来ることです。

ドラマの中でも、甲本雅裕さんが演じる村木が平泉成さんのモノマネをしていましたね。

なんで村木さんがマペットに話しかけるの、平泉成さんなん!?😁#遺留捜査

— かりんとう☆ (@m05311121child) January 21, 2021

#遺留捜査
村木さんがする平泉成さんのものまねすご。めっちゃ似てる。

— そら (@r_aindrop) January 21, 2021

ドラマに出てきたような形のパペット人形が他のタイプの人形と違うのは、人形とそれを操る人間が会話することが出来ることです。

つまり腹話術。

人形に別の人格を持たせてやりとりが可能で、ちょっとした分身の術が使えます。

マリオネットでこれをするにはかなりの熟練が必要です。

パペット人形を持ち歩いていた姫野美那子の心情とは

ドラマ「遺留捜査第6シリーズ」2話は、亡くなった息子の心臓の移植を受けて病から回復し酒蔵の経営を受け継いだ若い女性社長を、姫野美那子が息子の分身（生き替わり？）と考えて応援する気持ちを描いていました。

そんな分身を自分の傍らに置く存在としてパペット人形は選ばれたのです。

かわいいパペットにそんな逸話が😭 #遺留捜査

— ひつじ (@clie_zan) January 21, 2021

事故死だったのか。パペットセラピー効果あったんか#遺留捜査

— すん (@naoya533412) January 21, 2021

遺留品としてパペット人形が選ばれたのは何故？

パペット人形が亡くなった姫野美那子の息子の分身もような存在だったことはすでに書きましたが、撮影の舞台が京都だということも遺留品としてパペット人形が選ばれたことに関係しているのでしょう。

京都にはパペット人形劇を商業公演している人形劇団京芸という団体があります。

コロナ禍で、入場者数が制限されている舞台公演のなかで、観客が子供中心の人形劇はもともと高い観覧料など徴収しておらず観客人数の制限は即、大幅な赤字になってしまうのです。

そんな事情を応援したいと言うドラマ側の気持ちの表れと云えないでしょうか。

遺留捜査、久しぶりに観ました。
人形劇団京芸さんの人形が出て、感激！！
それも、めちゃんこ出てきた！！
糸村さんや村木さんが人形劇場いっぱいしてた！！
そして、胸に響くストーリーでした。
ありがとうございました。 https://t.co/6YqfPc1IKX

— こころん (@Aki2puppet) January 21, 2021

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まとめ

ドラマ「遺留捜査第6シリーズ」2話に登場したパペット人形がマリオネットと違うのは独りでもパペット人形を相手に話をすることが出来るところです。

姫野美那子が自閉症になってしまった息子の代わりにパペット人形に向かって「淋しい思いさせてごめんね」の独り話をする声が聞こえてきました。