「相棒19」10話　暴力団と縁を切った刑事部長・内村完爾は味方になるか？【まるで別人】

ドラマ「相棒19」10話が放送されました！

特命係の杉下右京と冠城亘は、上層部からの圧力に屈することなく独自の捜査を続けていくようですね。

さて、10話では、特命係と敵対関係にあった刑事部長・内村完爾が、特命係に歩み寄る場面が見られました。

警視庁で長年関わっているものの、対立することが多かった特命係と内村。

特命係と内村の関係性は改善されるのでしょうか？

内村が特命係の味方になるかについて、考察していきます！

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刑事部長・内村完爾はどんな人物？

内村完爾は、警視庁に在籍する大勢の刑事たちを束ねる警視庁刑事部長という立場を担っています。

警視庁の中で、独自の行動ばかり取る特命係の存在を疎ましく思い、行動を制限する方法はないかと頭を悩ませています。

広域指定暴力団「扶桑武蔵桜」と密かに繋がりを持っていて、事件に関する情報を共有することもあります。

警視庁の中でも上の立場にいることを利用し自分の思い通りに物事を進めようとする傲慢さのある人物です。

内村が敵視していた特命係に歩み寄る？

特命係と長年関わりを持っていて、特命係が優れた能力を持っていることは認識しているものの、予測不可能な行動ばかり取ることに、不満を持ち続けていた内村。

第10話でも、扶桑武蔵桜が関わっているとされる事件の捜査を独自に進めている特命係が、自分と扶桑武蔵桜の関係性をも暴こうとしているのではないかと勘繰り、直接特命係のところに行って事件の捜査を行わないようにと忠告していました。

そんな中、扶桑武蔵桜が起こした騒動を止めに行った際、暴力団員に襲われ、生死の境をさまよう事態になります。

一命をとりとめた内村は、捜査一課をはじめとした刑事たちに、暴力団関係者たちを逮捕するようにと命令します。

さらに、長年敵対関係にあった特命係のところに出向くと、これまでの自分の行動を反省し、特命係にも協力したいと考えていることを話し、右京と冠城と握手をしていました。

命の危機を経験し、特命係への態度を一変させたのです。

それでは、内村と特命係はお互いのことをどう思っているのでしょうか？

内村は特命係と距離を縮めたい？

警視庁に長年在籍し、特命係とも古くからの知り合いである内村。

組織の考えに従わず、事件の度に独自の捜査を行う特命係に苛立ちを募らせていました。

しかし、暴力団員に襲われ、意識を取り戻した後、自ら特命係のところに出向き、右京と冠城に和解したいという態度を見せていました。

敵対していて、なおかつ部下である特命係のところに自分から足を運ぶということは、相当な覚悟がないと出来ないことでしょう。

さらに、捜査一課の刑事たちが見ている前で話をしていて、特命係との関係性を改善したいということを大々的にアピールしようとしていると思われます。

内村は、簡単に信用されないとは分かっていても、特命係と友好的な関係を築きたいと思っているのです。

これらのことから、内村は特命係のことを、これから心を入れ替えて警視庁に尽くす自分に最も必要な存在だと思っていると考えられます。

特命係は内村に困惑？

内村から事件で独自の動きを取ることに関して、度々呼び出され叱責を受けていた特命係。

しかし、何度忠告されても、独自の捜査を続け、事件を解決してきました。

内村から警戒されていることを感じていても、事件の真相を明らかにすることのほうが大切だと思っているようです。

ところが、敵対関係であることが当たり前だと思っていた内村が、突然特命係に対してこれまでの態度を謝罪し、歩み寄りたいという考えを伝えてきました。

右京と冠城は、内村が去った後、困惑した表情を浮かべていました。

あまりにも急激に変わった自分たちへの態度に、何か裏があるのではないかと違和感を覚えずにはいられないようです。

特命係は、内村に対し警戒心を強めているのです。

これらのことから、特命係は内村のことを、今後自分たちに大きな影響を与える可能性が高い、疑いの目を向けて接する必要がある存在だと思っていると考えられます。

それでは、内村は特命係の味方になるのでしょうか。

内村は特命係の味方になる？

意識を取り戻し、職務に復帰するとすぐに、特命係のところに行き、今後は態度を改めていくことを誓っていた内村。

これまでになく、特命係に友好的な姿勢を見せていて、一見すると完全に特命係の味方に付くように思われます。

しかし、長年特命係を憎み、時には妨害するような行動も取っていた内村が、特命係の味方になるというのはあまりにも不自然です。

特命係に気を許したように見せて油断させ、タイミングを見計らって、特命係の立場を危うくするような動きを取ろうとしている可能性が高いです。

また、暴力団との繋がりを完全に絶とうとしている場面も見られましたが、そう簡単に慣習のように続いていた関係性を絶つことができるとは思えません。

期間を置いて再び暴力団との関わりを取り戻そうとしていると思われ、繋がりを取り戻す際に邪魔になって来る特命係に、少しでも自分の動きに気づかれないようにしようとしているのです。

これらのことから、内村は特命係の味方にはならないと考えられます。

まとめ

「相棒19」第10話を考察しました。

特命係と急速に距離を縮めようとしている内村。

今後、内村が特命係にどのような影響を与えるか気になりますね。

特命係は、内村に警戒心を強めていくことになりそうですね。

皆さんも、内村は特命係の味方になるかについて、考察してみてはいかがでしょうか。