2019年12月20日(金)に公開されたスターウォーズエピソード9/スカイウォーカーの夜明けはもうご覧になりましたか?
物語の中でレイアがルークからジェダイの修行を施され、ライトセイバーまで作成してたことが明らかになりました。
しかし最終的にレイアがジェダイになってライトセイバーを手に戦うことはありませんでした。
ここではスターウォーズエピソード9でレイアはなぜジェダイにならなかったのか考察します。
レイアの前半生(エピソード3~エピソード6まで)
レイア・オーガナ
・アナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラの娘
・ルークと双子の兄妹
双子で生まれた一方の赤ちゃんのルークはオビ=ワンの側で育てられました。
一方レイアはオルデラン王室に預けられて育ちました。
そのためレイア姫と呼ばれています。
帝国支配に反抗する反乱軍のリーダーとして頭角を現し、ルークよりも先に戦いを開始していました。
勝ち気で勇気ある性格でブラスター銃を操り、のちにルークやハン・ソロと合流して帝国と対峙します。
フォースの修行でライトセイバーを操るジェダイを目指したルークに対して、レイアは直接フォースを操ることなく知恵と勇気でダース・ベイダーや皇帝と戦います。
戦闘機や宇宙船を指揮して、反乱軍の精神的支柱としての役割で銀河に平和を取り戻すことに貢献しました。
戦いが終わった後、レイアはハン・ソロと結ばれました。
レイアの後半生(エピソード6終了後~エピソード9まで)
ハン・ソロと結婚したレイアは一人息子ベンを授かります。
前後するこの時期にルークからフォースの修行を受けていたようです。
レイア自身のライトセイバーもこの時期に作り上げました。
しかし息子のベンが成長するにつれ、ベンの中にダークサイドへの傾倒が感じられるようになります。
それを感じ取ったレイアは自らライトセイバーを封印して、レイア自身がジェダイとして戦うことを諦めました。
ハン・ソロとレイアは、ベンをルークの元に預けフォースの修行を施すことでダークサイド堕ちを防ごうとしました。
しかし結果的にベンはスノークにそそのかされダークサイドに堕ち、カイロ・レンを名乗るようになってしまいました。
一人息子のダークサイド堕ちをきっかけにハン・ソロとレイアの夫婦仲もすれ違ってしまい、やがてハン・ソロは再び宇宙をさすらう生活に戻ってしまいました。
レイアは傷心の中、ファースト・オーダーに対抗するレジスタンスのリーダーとなります。
数年ぶりに夫ハン・ソロがレジスタンスの元に戻りましたが、カイロ・レンに殺されてしまいました。
次第に生命力が衰えていったレイアは最後の力をフォースに変えてベンに働きかけました。
レイアの命と引き換えに息子ベンはライトサイドに戻りました。
レイアはフォースを剣ではなく心に託した
エピソード4~6の時点でレイアは直接フォースを操ることはありませんでした。
しかしフォースを通じて予感や離れた場所で起きた出来事を感じ取るくらいの能力はあったようです。
レイア自身もスカイウォーカーの血を引いている為、ルークのようにライトセイバーを振るうジェダイの騎士として戦う道もありました。
修行の時点ではレイア自身もそのつもりだったのでしょう。
しかし、やがてダークサイドに堕ちたベンと対峙する予感をフォースで感じ取った時に、レイアはフォースを持って生きる道を変えました。
剣=ライトセイバーを振るって戦う役割は他の仲間に譲り、レイア自身はフォースで味方や敵の心に訴える力に注力しようと決めたのです。
フォースで心を動かすのは、ライトセイバーを振るうよりもはるかにエネルギーを消耗するものです。
実際、エピソード7以降のレイアはどんどん段階を踏んで憔悴しきっていきました。
エピソード8でフォースを使って宇宙船に帰還したことで、レイアに残された生命力はますますギリギリになってしまいました。
直接ライトセイバーを振るわずとも、レイアはエピソード7~9を通じて暗黒面とフォースの争いをしていたのです。
レイアの命が尽きるのと、暗黒面の野望を砕くのとどちらが先になるかの消耗戦でした。
レイアはその能力で、レイが現れた時点でレイがパルパティーンの血を引く強いフォースの持ち主なことを見抜いていました。
しかしそのレイを敢えて信じてフォースの覚醒を促すことで、結果的にレイのダークサイド堕ちを防ぎました。
死を掛けてメッセージを送ることでベンをライトサイドに復帰させました。
そして最後の最後でレイが皇帝と対峙した時に、レイアが遺したライトセイバーに宿ったフォースが皇帝の野望を打ち砕く助けとなったのです。
本人が直接ライトセイバーを振るいフォースを力に変えて暗黒面を挫くのが旧来のジェダイの姿でした。
レイアは、他の仲間の心にフォースで働きかけ正しい道に導くことによって、自らが戦わずに暗黒面を挫いたということです。
このようなレイアの生き方もまた新たなジェダイの姿として、最後はレイに受け継がれたのではないでしょうか。
スターウォーズエピソード9でレイアはなぜジェダイにならなかったのかまとめ
レイアはライトセイバーを封印しましたが、ジェダイになることを諦めたわけではありませんでした。
ライトセイバーを置いて以降のレイアの生涯は、レイアにしかできない方法でフォースのライトサイドを操る模索の生涯だったのです。
このレイアの試みが最後までベンとレイを支え、皇帝の野望を砕くことができたというのは感動的ですね。
時代が変わってもまた違う形で感動を与えてくれるスター・ウォーズシリーズはやっぱり魅力的ですね。