日本でも大ヒットした「わたしはダニエル・ブレイク」の監督ケン・ローチが描くヒューマンドラマです。
一度は舞台から降りた83歳のケン・ローチ監督が社会の底辺を生き抜く人々を見てこの作品を撮らなければならない、という使命感から出来上がった作品になっています。
そんな「家族を想うとき」のあらすじネタバレ、見どころをまとめて見ました!
この記事を読むとわかること
- 家族を想うときの作品情報
- 家族を想うときのキャスト
- 家族を想うときの予告動画
- 家族を想うときのネタバレあらすじ
- 家族を想うときの見どころ
- 家族を想うときの口コミ・レビュー
- 家族を想うときのまとめ
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映画【家族を想うとき】作品情報
この作品は、英国での「ゼロ時間契約」での厳しい現状を描いた作品になっています。
ゼロ時間契約とは日本でいう「オンコール」業務にあたるものです。
雇い主の呼びかけに応じて出勤するという形の業務になっています。
しかし、収入が不安定、待機していなければならないので動けない、オフィスにいない間は収入が得られないなどが問題となっているようです。
この作品では父親役であるリッキーはゼロ時間契約の個人事業主として契約をするところから物語は始まる。
家族を幸せにするための仕事が、家族を不幸にしてゆく。
そんな厳しい社会の現実を「これは撮らなければならない」と使命感で監督を勤めたのがケン・ロッチー監督です。
日本でもコンビニのフランチャイズ経営や、宅配ドライバーの厳しい勤務が問題としてニュースでも報じられていましたよね。
これからを生き抜く私たちに監督が伝えたいメッセージが描かれている渾身の一作になっていそうです!
作品情報
作品名 | 家族を想うとき |
配給会社 | ロングライド |
監督 | ケン・ローチ |
脚本 | ポール・ラヴァティ |
出演者 | クリス・ヒッチェン デビー・ハニーウッド リス・ストーン ケィティ・プロクター |
音楽 | ジョージ・フェントン |
公開日 | 2019年12月13日 |
上映時間 | 100分 |
映画【家族を想うとき】主要キャスト
リッキー:クリス・ヒッチェン
父親やくのリッキーです。
タクシードライバーとして働いていました。
家族にマイホームを買ってあげたいという理由で個人事業主として独立し宅配ドライバーとなります。
厳しい状況で側なく中、リッキーにある事件が起こるのです。
リッキー役を演じるのはクリス・ヒッチェン。
彼は20年間配管工として働いたのち、40歳で俳優デビューしました。
本作品以外はイギリスのテレビ番組で活躍されているそうです。
アビー:デビー・ハニーウッド
母親のアビーです。
介護福祉士として一日中働いています。
リッキーの仕事関係で自家用車を売ってしまったため、バス移動になりほとんど家に帰れなくなってしまいます。
演じるのはデビー・ハニーウッドさんです。
これまではテレビシリーズなどの小さな役柄を演じてきて、今回映画初主演だそうです。
セブ:リス・ストーン
息子役のセブです。
作家志望を支援する団体から支援を受けてオーディションで今回の役を獲得したそうです。
ライザ・ジェーン:ケィティ・プロクター
娘のライザ・ジェーンです。
演じるのはケイティ・プロクターです。
本作が映画のデビュー作だそうです。
学校の演劇をしており、教師の推薦でオーディションを受ける運びとなりました。
映画【家族を想うとき】の予告動画
予告動画1
予告動画2
映画【家族を想うとき】のネタバレあらすじ
イギリスのニューカッスルというところが舞台となっています。
父親リッキーはゼロ時間契約のタクシードライバーをしていましたが、個人事業主として宅配ドライバーにならざるを得なくなりました。
また母親のアビーは介護福祉士として1日中勤務していたのです。
リッキーは家族を幸せにできると信じ懸命に働きますが、仕事は厳しいものでした。
宅配ドライバーとして使用する車両はリッキー本人が負担しなければならず、そのために自家用車を売ってお金を作るのです。
しかし車がなくなり、母親はバスで移動しなければならず家に帰る時間がどんどんなくなっていきます。
厳しいノルマが毎日課せられ、それでも家族のために働き続けるしかないリッキー。
配送用の車両はレンタル料を払わなくてはならず、借金が膨らんでいく。
個人事業主であるという扱いになるため、保険もなければ休みも取れないのでした。
家族のためにマイホームを買いたい父親と母親。
しかし、子供たちとの時間が取れなくなっていき、寂しい思いがつのる一方でした。
※2019年12月13日順次ネタバレ更新
2019年12月22日追記 映画【家族を想うとき】のあらすじネタバレ
今作の舞台はイギリス・ニューカッスルという街です。
主人公リッキーと、リッキーの妻・子どもたちは、銀行の取りつけ騒動で大切な住処を失ってしまい、賃貸での生活を余儀なくされることに。
リッキーは、建設に関わる様々な仕事をしていましたが、あまりの激務に身体はボロボロ。
そこで転職することに決めるのですが、友人であるヘンリーから紹介してもらった仕事は宅配ドライバーでした。
新しい仕事で責任者を務めるマロニーは、個人の従業員として会社と契約書を交わすのではなく、個人事業主として契約するのだとリッキーへ説明。
「勝つも負けるも、全ては自分次第」と話すマロニーに、リッキーは「こういう機会を待ち望んでいた」と心を踊らせます。
しかし、唐突に「自家用車を使うのか?」それとも「レンタルか?」と尋ねられ、どうすれば良いのか分からず困ったリッキーはヘンリーへ相談することに。
もし会社から車をレンタルとなると、1ヶ月にかかる料金が車を購入した場合の月々のローンよりも高くついてしまうし、長期間働くことを視野にいれると思い切って新しく購入したほうが良いと言うヘンリーからの助言を信じることにします。
ですが、車を購入するには、お金を用意しなければなりません。
リッキーは妻・アビーに現在所持している車を売りたいと掛け合いますが、アビーは現在看護師の仕事をしており、今持っている車は移動手段として必要不可欠なものでした。
しかしリッキー家は借金を抱えているうえに、現在所持している物の中で唯一お金になるものと言えば、その車しかなかったのです。
結局車は売ることになり、アビーが仕事場へ行くためにはバスを利用するしかありませんでした。
宅配ドライバー用の車をなんとか購入することができたリッキーは、ようやく仕事を始めますが、宅配の際に携帯する通信器具で『ちゃんと定められた時間内に配達が完了できているのか』『ルートから外れていないか』など、常に監視されているうえに、もしも宅配が遅れてしまったり、行き先を間違えたりなんかすると罰金を払わな蹴らばならない、辛い毎日を送ることとなってしまいます。
仕事中にトイレへ行く暇もなく、トイレ代わりにペットボトルを使用する日々。
一方で、移動手段がバスに変わったアビーは、仕事先の患者たちがなかなか彼女の思うようにはしてくれず、時間を言う縛りが重くのしかかり、アビーは徐々にストレスが溜まっていきます。
更に息子のセブが学校をさぼり悪友と出かけては、夜の街で壁などにスプレーでグラフィックアートを制作するなど、不良化しつつあります。
そんなある日、セブの通う学校から呼び出されたアビーは、このままではセブが退学処分になってしまうかもしれないと心配し、リッキーに同席するよう告げました。
マロニーへ「用事ができたから数時間だけ休憩させて欲しい」とお願いしますが「休みたいならお前の変わりになる人間を用意しろ」と言われてしまい、なかなか学校へ向かうことができません。
なんとか学校へとたどり着いた時には、面談は既に終わっていました。
学校から2週間の停学処分を言い渡され、リッキーはセブを叱りつけますが、セブは反抗的です。
アビーはセブのことを怒らないでほしいと訴えますが、日々の忙しさからヘンリーはストレスでいっぱいいっぱいになっておりを、家族に対して声を荒げることが多くなっていきました……。
映画【家族を想うとき】の見どころ
現代社会を生き抜く厳しい現実をテーマにしたこの作品。
見どころはターナー一家の絆だと思います。
借金が稼いで家族を幸せにするために仕事をしているのに借金が膨らんでいくリッキー、ほとんど家に帰ることが出来なくなっていく母親のアビー。
両親は子供たちにマイホームを買ってあげたかったのです。
しかし、子供たちはマイホームではなく「毎日抱きしめて」が願いでした。
徐々に仕事に引き裂かれていく家族。
それでも負けない彼らの絆が見どころです。
2019年12月22日追記 映画【家族を想うとき】結末ネタバレ
ある日、更にリッキーを精神的に追い詰める事件が起こります。
警察からの連絡を受け「セブが万引きをした」と告げられるリッキー。
マロニーからの罵声を浴びながらもセブの居る警察署へ辿り着くリッキーですが、セブは反省するどころか、ますます心を閉ざしてしまい、その翌日に車の鍵を持ち出し家出してしまいました。
この件でリッキーとアビーも毎日のように喧嘩します。
数日後、家へ戻ったセブに対し、リッキーはついにリブの頬を叩いてしまいます。
車の鍵がないせいで仕事に行くこともできず、借金が更に膨らんでしまいこのままでは仕事を失ってしまうかもしれないという焦燥感からリッキーの苛立ちが募っていきます。
しかし、実は「鍵を盗んだのは自分だ」と娘のライザが告白。
鍵がなくなればリッキーは仕事に行くことができないため、また前みたいな家族に戻れるのではないかと考えてのことでした。
家族の生活のために仕事を再開させるリッキー。
しかし、またもや彼を悲劇が襲います。
トイレのためにリッキーが車を停めた隙を突いて、暴漢に襲われるハメに。
男たちに暴行され、携帯電話を奪われてしまった挙げ句、通信器具までもめちゃくちゃにされてしまいます。
リッキーの顔は血まみれになってしまい、あばらも骨折しまった様子。
アビーとともに病院へ行き、診断結果を待つ間もリッキーの頭には仕事のことがチラついてしまい、次第に苛つきを見せるように。
そしてマロニーから罰金や弁償について電話がくる始末。
しかし、その電話に今度はアビーが怒りを爆発させます。アビーがリッキーから携帯電話を取り上げ、マロニーに対し汚い言葉で罵ります。
翌日、アビーへメモ書きを残すリッキー。そこには『俺は大丈夫だ。心配するな』の文字が。
そしてリッキーは車に乗り込み、仕事場へ向かおうとします。
車のエンジン音に気がついたアビーとセブは、リッキーを止めようと必死に車の前に立ち塞がるものの、「家族のことを想うと、仕事を休めるわけがない」と、言うようにアビーとセブを振り切り、リッキーはを車を発進させるのでした……。
以上が、今作の結末となります。
映画【家族を想うとき】の口コミ・レビュー
12月前半は『リンドグレーン』『家族を想うとき』『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』を観なきゃ!https://t.co/nDgDv76W6B
— ELLE Japan (@ellejapan) 2019年12月7日
家族を想うとき、フォードvsフェラーリ、GOOD LIAR、私のちいさなお葬式、なども面白そう💘
— キリ (@juri1010561) 2019年12月8日
作品は雇用からギグ・エコノミーへ移りゆく社会と家族を描く。通訳稼業もある意味ギグ・エコノミーなので他人事ではなかった。何よりも「抜けられなさ」がリアルだった。『家族を想うとき』は12月13日より公開されます。https://t.co/Ps7AuFrkPz
— 芸能通訳者|今井美穂子 Mihoko Imai (@mihoko_imai) 2019年12月5日
映画【家族を想うとき】まとめ
家族を想うときは2019年12月13日(金)公開です!
子供たちとマイホームを買って幸せに暮らしたいと願い行動に出たリッキーはどうなるのでしょうか?
家族の運命は?
公開後、順次ネタバレを更新していきますね!