日本では公開が非常に珍しいイラン映画がこの冬に公開です。
「ある女優の不在」についてのネタバレや見どころについてを丁寧に解説します。
海外の反響についても言及していく記事です。
この記事を読むとわかること
- 「ある女優の不在」のあらすじのネタバレ
- 「ある女優の不在」の見どころ
- 「ある女優の不在」の結末・ラスト
- 「ある女優の不在」の主要キャスト
- 「ある女優の不在」の作品情報
- 「ある女優の不在」の海外での評判
U-NEXTの特徴
- 31日間無料体験キャンペーン中!
- 無料体験時に600ポイントが貰えるのでそれを使って映画が最大半額!
- U-NEXTは見放題作品14万作品!(国内最大級)
- 漫画も30万冊以上!
- アダルトチャンネルも4万本が見放題!
上映中の映画をお得に見るなら間違いなく登録必須!!
\31日間の無料体験に登録して600ptをゲット!/
映画【ある女優の不在】作品情報
2019年12月13日に公開となるイラン映画です。
この映画では女優が本人役として出演しています。
主要出演陣は三人ですが、映画監督自身もこの映画に出演。
日本でイラン映画が公開になることは滅多にありませんのでこの機会に観てみるのもいいでしょう。
少し内容が暗めの内容となっていますが、少し暗い方が見どころがあると感じる人ならばとても合う作品です。
涙を流したい、少しダークな映画が好きといった人には特におすすめできます。
作品情報
作品名 | ある女優の不在 |
配給会社 | キノフィルムズ |
監督 | ジャファル・パナヒ |
脚本 | ジャファル・パナヒ |
出演者 | ベーナズ・ジャファリ ジャファル・パナヒ マルズィエ・レザイ |
音楽 | コメイル・シャヤン |
公開日 | 2019年12月13日 |
上映時間 | 100分 |
映画【ある女優の不在】主要キャスト
ベーナズ・ジャファリ:ベーナズ・ジャファリ
この投稿をInstagramで見る
マルズィエが憧れていた女優。
彼女が自ら命を断った際に遺書を宛てられ、本当の死の真相に迫るために彼女が住んでいたイラクのサラン村に向かう。
ベーナス・ジャファリ役で本人役として出演しています。
彼女の代表作は「誕生のゆくえ」と「ブラックボード 背負う人」です。
マルズィエ:マルズィエ・レザイ
ベーナズを憧れとしている少女。夢に破れ、人生に絶望したことからベーナズに遺書を残し、命を断つことになる。
マルズィエを演じているのはマルズィエ・レザイという名のイランの女優です。
今回の作品が初めての作品となります。
パナヒ:ジャファル・パナヒ
この投稿をInstagramで見る
映画監督をしてベーナズの親友。
マルズィエが自殺したことによりベーナズの調査に協力してイラクのサラン村に向かう。
パナヒ役はジャファル・パナヒ本人が演じています。
彼は映画監督ですが過去映画でイラン政府に弾圧され、同政府に映画制作を禁止されていたようです。
映画【ある女優の不在】の予告動画
予告動画1
映画【ある女優の不在】の見どころ
イラン映画は日本では滅多に上映されない
イランの監督が制作している映画で滅多に日本で上映されていないということで注目を浴びています。
特にこの作品は女優も本人役として出演しているのでとても親近感のある作品です。
マルズィエの悲痛な演技も見どころの一つですが、ベーナズの彼女が自殺をした動画をみた時のショックな演技やイラクへ調査に出かける際の気持ちなどの変化を感じさせる演技が見どころとなっています。
イラン映画は日本では観る機会に滅多にあうことはできません。
イランの女優の演技と映画監督本人が出演しているため彼の演技に期待を持って見てみてください。
海外での評判
この映画はイランの女性差別を題材とした映画となっているため、イランは過去政府批判などの作品などの検閲により映画などの作品を作る監督などの弾圧などを行ってきました。
今では検閲がなくなり、作品を自由に作ることができるようになっています。
そのため今回のような題材は芸術家達の苦難の象徴として海外では評価を受け、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞しました。
映画【ある女優の不在】のネタバレあらすじ
一人の少女がスマートフォンのカメラと向き合い、悲痛な面持ちで語る。
「私は昔から映画が好きで女優を夢みてきました。寝る間も惜しんで勉強をしましてテヘランの芸術大学に合格しましたが夢は砕けました。」
彼女の名は、マルズィエ。
彼女は家族から裏切られ、女優への道が断たれたが憧れの女優であるベーナズ・ジャフェリに説得してもらおうとしていたがそれも失敗に終わる。
人生に絶望したマルズィエは自分の首に縄をかけスマホを落としたところで切れていた。
とある夜ベーナズは彼女の動画を再生してショックを隠せずにいる。
見知らぬ少女が自分に向けての遺書を宛てていたのと彼女からの連絡を受けた心あたりが全くなかったからだ。
動画を最初に手にしていたのは映画監督のパナヒで友人同士である二人はマルズィエが命を絶った本当の理由を探すためにイラクにある北西部のサラン村に向かった
※この項目は2019年12月13日の公開後に編集します。
2019年12月20日追記 映画【ある女優の不在】のネタバレあらすじ
今作の舞台はイラン。
人気女優として日々活動しているベーナズ・ジャファリは、ある日見知らぬ少女から動画でのメッセージを受け取る。
その内容は、とても悲痛なものだった。
動画の送り主であるマルズィエは映画が大好きな少女。
女優になることを夢見て芸術大学へ入学するも、家族からの裏切りによりその夢は壊されてしまう。
絶望したマルジィエは、自害することを決める。
ジャファリに届いた動画メッセージとは、まさにそのマルズィエがロープに自分の首をかけ、カメラの代わりに使用していたスマートフォンが地面へと落ちてしまうところで映像が終わっていたのだった……。
あまりにもショッキングな内容に、激しく衝撃を受け動揺するジャファリ。
マルジィエの安否を心配するジャファリは、友人兼・映画監督であるジャファル・パナヒにこの件について相談し、2人はマルズィエが住むイラン北西部の小さな村へと向かうことに。
果たして、マルズィエは本当に命を落としてしまったのか? それとも、あの動画はフェイクで、実はマルジィェは生きているのでは?
現地に到着し、調査を進める2人。
結局、マルジィエから送られてきた動画は、ジャファリの気を引くために撮影したもの(狂言)であり、マルジィエは無事だということが判明する。
そして彼女らは、イラン革命後に演じることを一切禁じられた往年のスター女優・シャールザードにまつわるなんとも悲しくて切ない真実を知ることとなるのだった。
映画【ある女優の不在】の結末と感想
※この項目は2019年12月13日の公開後に編集します。
2019年12月20日追記 映画【ある女優の不在】の結末ネタバレと感想
まず、ジャファリとマルジィエの邂逅シーンですが、マルジィエの安否を心配していたジャファリは、マルジィェが無事だったと分かり安堵しますが、やや攻撃的にもなっていました。
そりゃ、あんな動画を送られてきて、結局狂言だったわけですから、無理もない話です。
マルジィエはイラン革命が起こる前に女優として活躍していたシャールザードのもとで匿ってもらってしました。
今作は、劇中ではこのシャールザードは登場しません。
(※シルエットや、後ろ姿くらいは映りますが)
人気のない山の中でひっそりと暮らしています。
そしてジャファリとマルジィエはシャールザードの家に招き入れられ、3人で何やら話をしています。
パナヒ監督だけはその家に足を踏み入れることはなく、離れた場所に車を停め、その場から眺めているだけです。
夜になり、明かりが灯るその家の中では、3人が楽しそうに踊っている様子が見えました。
翌日、パナヒ監督とジャファリはテヘランへ戻ります。
エンディングではジャファリが、砂や岩などでだいぶ歩きにくい悪道を行くのですが、その長い下り坂の先には何が待っているのか?と、悲観的になるシーンでした。
しかし、その後マルジィエが走りながらジャファリを追いかけていく様子を見ると、今後の彼女の未来に一縷の希望を見出すことができそうな、強い決意を表しているかのような印象的なシーンでした。
映画【ある女優の不在】の口コミ・レビュー
トーク、観賞中に気になっていたことが全て網羅されていて大変興味深かったです!先月映画祭で観たイランの劇映画が違ったものに感じられ今後映画を観る上でもその視点が活かされそうですありがとうございます「ある女優の不在」も必ず観たいと思います!綿井さんのご活躍も影ながら応援しております!
— homitas (@homitas1) December 3, 2019
『ある女優の不在』
イラン当局抑圧下の名匠ジャファル・パナヒ監督新作。自殺動画を残し消えた少女の謎を監督と女優が追うなか、トルコ語圏アゼルバイジャン州の僻村が不気味さを増し、果てはイラン映画史の悲劇まで顔を覗かせる。師匠筋キアロスタミからの借景も意味深な、真の映画史的怪作来れり。 pic.twitter.com/r3v6mYuskS— pherim⚓ (@pherim) December 1, 2019
ジャファル・パナヒの「ある女優の不在」がすごい映画だった。割れたフロントガラスが割れているのがすごい。他にもいろいろすごい。牛もすごい。
— 杉本穂高 (@Hotakasugi) December 5, 2019
映画【ある女優の不在】まとめ
この映画はイラン映画でこの国での女性差別についてを題材にあげている映画です。
海外の評価も芸術家としての尊厳を守ったという評価になっているためイランが過去どのような状況だったのか分かります。
差別というダークな題材となっていますが、イラン映画の表現を観に行ってみるのもまたこのような差別があってはいけないということを新たに思うきっかけです。
是非観に行ってみてください。