11月22日に公開された「アナと雪の女王2」。
前作では、エルサの戴冠式にラプンツェルとユージーンの姿があり、ラプンツェルの国との国交も謎のひとつでした。
今回は、アレンデールとラプンツェルの国との関係を考察していこうと思います。
ネタバレになりますので、まだ観ていない方はご注意ください。
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この記事を読むとわかること
- ラプンツェルの国のモデル
- ラプンツェルの国とアレンデールの関係
- アレンデールの秘密
映画【ラプンツェル】のモデルとなった場所
モンサンミッシェル(フランス) pic.twitter.com/XAWbiao5Uw
— 心癒される世界の絶景 (@sin_yu_zekkei) December 14, 2019
まずは「ラプンツェル」の国のおさらいをしていきます。
某ゲームでは「キングダム・オブ・コロナ」という名前でしたが正確な国名はわかっていません。
海(湖?)に、お城を中心とした島のような街があるのが特徴的です。
このお城のモデルは、フランスのモン・サン=ミシェルと言われています。
また、ラプンツェルとゴーテルが暮らす秘密の谷はロカマドゥール。
印象的なシーンだったランタンを飛ばすお祭りは、タイのコムローイ祭りと言われています。
【コムローイ祭り】 (タイ)
コムロ―イというランタンを空に放ち、仏陀に感謝の気持ちを捧げるというもの。
この灯りが視界から消える時には、苦難が一緒に舞い上がり消えてしまうと信じられています。 pic.twitter.com/hbF632vTdE— 世界のクレイジーな祭りまとめbot (@CrazyMatsuri) December 12, 2019
映画【アナと雪の女王2】公開前の噂
あとドイツのトレンデルブルク城も絶対行きたいお城のひとつ♡
今はホテルとして使われてるから泊まってみたーい( ´͈ ॢꇴ `͈)੭ु✧˖°
あの塔からラプンツェルは髪の毛を垂らして……あー素敵♡← pic.twitter.com/e9Dlg8MaFA— しろうさ@Shirousa Labo♡ (@chiiiiiii888) September 21, 2014
ラプンツェルのお城のモデルがモン・サン=ミシェルということはわかりましたが、実はもうひとつモデルがあります。
グリム童話「ラプンツェル」のモデルである、ドイツです。
現在では古城ホテルになっているドイツの「ホテル ブルグ トレンデルブルク」は、ディズニー映画「ラプンツェル」の原作であるグリム童話「ラプンツェル」の舞台と言われています。
ここから、キングダム・オブ・コロナがドイツ、アレンデールがノルウェーと仮定して、行き来できる距離であること。
また、どちらもおそらく舞台が16世紀~18世紀頃だろうと言われているため、両国の間で国交があったのでは?と予想されていました。
また、前作では謎のままだったエルサとアナの両親の死。
船旅に出たまま帰らぬ人になった両親は、ラプンツェルとユージーンの結婚式に参加するために旅に出たのではないかと言われていました。
ミトミのプロポーズ案件に便乗して、結婚式の話👰
ラプンツェルの結婚式に呼ばれたエルサ・アナの両親は、会場に向かう途中で船が嵐に巻き込まれ死んでしまう。
その証拠に、母親同士の顔が似ていたり、ラプンツェルとユージンがエルサの戴冠式に来ていたりする。まあ都市伝だけど🚢🌀 pic.twitter.com/HH6nPKKYOB
— マル様。アナ雪沼❄ (@Marusama0615) November 5, 2019
また、ドイツとノルウェーの間にはデンマークがあります。
実は、リトル・マーメイドの舞台がデンマーク近海と言われています。
リトル・マーメイドに出てくる沈没船が、エルサとアナの両親の乗ったものだったという噂がありました。
上記の噂と共に、ラプンツェルのお母さんであるキングダム・オブ・コロナの王妃と、エルサとアナのお母さんが似ているという説がありました。
そのため、ラプンツェルと、エルサとアナがいとこ同士なのでは?と言われていました。
ラプンツェルが城に戻った時は、1週間お祝いの祭りが続いたそうです。
なので、ラプンツェル帰還のお祝い、もしくはラプンツェルとユージーンの結婚式にアレンデールの国王夫妻が向かっていてもおかしくないと言われていました。
実際は、エルサとアナの母親はアレンデールの近くに住む民族・ノーサルドラで、両親は船でアートハランに向かったのであり、結局、両国の関係は明らかにされていません。
映画【アナと雪の女王2】アレンデール王国の秘密
外国との関係は明らかにされていませんが、「アナ雪2」では周辺の民族とトラブルはあったことがわかります。
「アナ雪2」で、エルサとアナのお母さんであるイドゥナはノーサルドラであることが明かされました。
このノーサルドラのモデルは、ノルウェーの少数民族・サーミ人と言われています。
サーミ人はスカンジナビア半島北部に住み、狩猟やトナカイの遊牧をして暮らす民族です。
サーミ人は、土地を買って定住することをできなくされるなど、他の多数民族から差別を受けてきました。
クリストフもサーミ人がモデルだと言われていましたが、衣装などはともかく、サーミ人ぽくない?と言われていました。
しかし、「アナ雪2」で登場する、先住民・ノーサルドラ。
彼らこそ、衣装、テント、トナカイと暮らす生活など、サーミ人をモデルにした民族です。
精霊と共に暮らし、精霊の魔法と共存する民族。
アレンデールはその魔法の力を恐れ、ダムを作って魔法の力を弱め、襲撃して滅ぼそうとします。
精霊達の怒りはエルサが治め、エルサ本人が人間と精霊の橋渡し役として精霊やノーサルドラと共に暮らすことになります。
2代前の国王・エルサとアナのおじいさんの代までは少数民族を差別し攻撃していたというショッキングなアレンデールの秘密。
ですが、イドゥナの出自を知っていながら王妃として迎え入れた先代国王。
そして、アレンデールの民とノーサルドラのハーフとして生まれ、両者の橋渡し役となったエルサとアナ姉妹のおかげで、これからはいい関係を結んでいけることでしょう。
サーミ人のコルトって衣装が大好き。
FF5のデザインセンスを彷彿とさせる。 pic.twitter.com/KcbB5E6JWA— メガネ (@hatsusenoUK) May 16, 2019
映画【アナと雪の女王2】のラプンツェルの国とアレンデール王国の秘密について・まとめ
ディズニー作品は、キャラクターを非常に詳しく作りこむことで有名です。
ですが、作りこまれた設定のすべてが明かされる訳ではありません。
今回のキングダム・オブ・コロナとアレンデールのように、その関係をにおわせておきながらはっきりとは明かされないことがほとんどです。
このはっきりとしない関係だからこそ、「もしかしたらこんなこともあったかも…」と想像することや、それぞれのモデルになった国の歴史を勉強してみるのもひとつの楽しみ方ではないでしょうか。